メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、来年からF1とフォーミュラEの両方のシリーズに努力を注ぐことになっても成功を収められると自信を持っている。メルセデスは、2018年シーズン限りで成功を抑えたドイツツーリングカー選手権(DTM)から撤退し、提携するHWAに代わって1年後にフォーミュラEにワークス参戦を果たす。
メルセデスは、2014年にF1がV6ハイブリッド時代に突入して以降、ドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両方のタイトルを5連敗している。F1は新しいメーカーの参入に苦労しているが、フォーミュラEには日産、BMW、HWAが新規参入するなどトラブルを抱えておらず、今週末にサウジアラビアでシーズン5が開幕する。トト・ヴォルフは、フォーミュラEが他のモータースポーツとの分布でどこに位置しているかは不明ではあるが、来年のメルセデスの進出を楽しみにしていると語る。「我々は30年間DTMをやってきた。我々はツーリングカーレースを愛しているし、素晴らしいスポーツだと思っている。だが、時代は変化している」とトト・ヴォルフはコメント。「自動車産業は変化しており、ますます電化の動きが進んでいる。アレハンロド・アガグがフォーミュラEで成し遂げてこと、フォーミュラEの成長ぶりは壮大だ。今日では多くのOEM(original equipment manufacturers)が参戦している」「レースなのか? もしくはもっとイベント寄りなのか? だが、我々は今日の姿を気に入っているし、2019年にシリーズに参加することに興奮しているし、成功するかどうかを知りたいと思っている」「電化、都市のダウンタウンで行われること、新たなオーディエンスを引きつけていることが大きい。エキサイティングなスタートアップとしてフォーミュラEがある一方で、グローバルスポーツの作業としてメルセデスAMGとしてF1がある」HWAは2018/2019シーズンのドライバーとして、2度のDTMチャンピオンのゲイリー・パフェットと元マクラーレンのF1ドライバーであるストフェル・バンドーンを起用。また、バンドーンはメルセデスF1チームのシミュレータードライバーも務めることになっている。
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