メルセデスのモータースポーツ責任者であるトト・ヴォルフは、2019年にエステバン・オコンがF1グリッドに並べない可能性が高いことを認め、2020年までの1年間の“ギャップ・イヤー”をどのように活用していくかを検討していると語る。ローレンス・ストロールのフォースインディア買収により、息子のランス・ストロールの加入によってエステバン・オコンはチームを追われることは既定事実として考えられている。
ランス・ストロールの後任としてジョージ・ラッセルがウィリアムズに加入することが決定しており、副チーム代表を務めるクレア・ウィリアムズは、エステバン・オコンも2つ目のシートのドライバー候補に挙がってはるものの、資金をもたらせることが理想だと語っている。「我々は2020年に彼のために適切なシートを探し、チーム内に彼を統合する必要のあるかもしれない状況にあると思うし、彼はチームのパフォーマンスに貢献できるかもしれない」とトト・ヴォルフはコメント。「ウィリアムズのチャンスがぎりぎりまで開かないことは完璧ではないし、彼と我々はある意味頭を抱えている。だが、それは我々がどうこうできることではない。チームが決めることだ」ウィリアムズは、エステバン・オコンに加え、現ドライバーのセルゲイ・シロトキン、ロバート・クビサ、そして、豊富な資金をもたらせるエステバン・オコンを検討していると報じられている。「クレア(ウィリアムズ)は商業面とドライバー面でウィリアムズのベストな利益になる決断を下すと思う。彼女はまだその時点には至っていない。それはすぐに起こることはないと思う」