メルセデスは、バルテリ・ボッタスが2018年の新たな契約を結んだことを発表した。昨年末、ワールドチャンピオンを獲得したニコ・ロズベルグが電撃引退。バルテリ・ボッタスはウィリアムズとの契約を有していたが、契約を解消して今年からメルセデスに加入した。だが、バルテリ・ボッタスの契約は1年のみの契約であったことから、メルセデスの2018年のドライバーラインナップは憶測を呼んでいた。
しかし、メルセデスは13日(水)、バルテリ・ボッタスと2018年の契約を結び、2018年もチームに残留することを正式発表した。今年、バルテリ・ボッタスは、第3戦バーレーンGPでF1初ポールポジションを獲得。第4戦ロシアGPではF1初優勝。これまで2勝を挙げ、ドライバーズ選手権で3位につけている。バルテリ・ボッタス「2018年もメルセデスAMG ペトロナス モータースポーツと仕事をし、メルセデス・ファミリーの一員であることを光栄に思う。僕たちは一丸となって日々より強く成長を続けているし、ハードワークを続けることによって可能性は無限大だと信じている。1月にチームに加入して以来、僕毎日彼らとの仕事を楽しんできた。全チームメンバーとファンのみんなから歓迎とサポートは非常に貴重なものだった。ドライバーとして学び、大きく成長することができたし、今シーズンすでに忘れることができない本当に良い瞬間を味わっている。このチームが持つエンタリティ、コミットメント、チームスピリットにとても感銘を受けてきた。ルイスとのペアも本当にうまくいっている。僕たちはお互いにリスペクトしているし、このチームを前進させるこを楽しんでいる。チームが2017年シーズンに僕を雇ったとき、彼らは僕のスキルを信頼してくれた。2018年のこの新しい契約は、僕が信頼を得られたことを示している。シルバーアローで僕の初勝利を祝えたことを嬉しく思っている。でも、改善の余地は常にあるし、まだ自分のポテンシャルをフルに発揮できていない。引き続き、僕のドライビングをさらに改善させて、さらに良い結果を出し、彼らの僕への信頼が正しい決断であることを示すためにトラック内外で懸命に仕事をしていく。全ての役員、レースチーム、ブラックリーとブリックスワースのファクトリーの人々、ファンのみんなのサポートと信頼に感謝したい。それは僕にとって大きな意味がある」トト・ヴォルフ (メルセデス・ベンツ モータースポーツ責任者)「我々は今年、バルテリに11時間でチームに加入し、F1の最前線に立ち、サポーツでベストなトライバーとチームメイトとして組むという大きな挑戦を与えた。そのことを念頭に置けば、彼のリザルトはさらに印象的なものだったかもしれない。アップダウンはあったが、ロシアとオーストリアでの2勝のような素晴らしいハイライトもあり、ダウンよりもアップの方が多かった。全体的に彼のパフォーマンスと上向きの軌道のバランスは、2018年に彼と継続することに頭を悩ませる必要はなかった」