メルセデスは、多くのチームにエンジンを供給することがF1で優勢を維持する助けになると確信している。フェラーリとルノーが各2チーム、ホンダはマクラーレンだけのエンジン供給となっているが、メルセデスは、自身のワークスチームに加え、ウィリアムズ、フォース・インディア、ロータスとカスタマー契約を結んでいる。
広範囲にわたる活動によって、メルセデスはより多くのパーツを供給しなければならないことになるが、エンジン責任者のアンディ・カウエルは、その利益は不利な点をはるかに上回ると考えいる。「まったく同じハードウェア仕様を走らせているので、より多くのトラックマイレージを得ることができる」とアンディ・カウエルは説明。「それによりメルボルンまでの工程、仕様をホモロゲートして使用するトークンの数を特定する工程で、より多くのデータを得ることができる」「データに怯えることもあるが、何が適切か、レースで走る際にどれくらいハードにするべきかを決定する際にそれは非常に貴重だ」アンディ・カウエルは、カスタマーに潜在的なトラブルが早くに明るみになるより多くの機会があるので、ワークスチームにも直接的な利益があることも明かにした。「学習面、問題を掘り出すという点で、我々のワークスチームより前にカスタマーと問題を掘り出せることがしばしばある」「カスタマーに時折そのような問題が表れることで、他に影響が出る前にそれらの問題を解決することができる」
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