メルセデスは、2014年に圧倒的な強さをみせたパワーユニットで2015年シーズンを開始する。FIAは、2015年の規約の抜け穴が見つかったことで、エンジンメーカーが2015年シーズンを通して合法的にパワーユニットを開発することを許可。フェラーリとルノーは、メルセデスとの“エンジン凍結”に関する政治的な戦いに勝利した。
しかし、メルセデスのトト・ヴォルフは「それがルノーとフェラーリに有利に働くと言われるかもしれないが、実際には我々にとって利益になる」とコメント。メルセデスは、2015年シーズンを通してパワーユニットの開発に自信をみせており、噂ではさらに50馬力を追加する準備ができているとされている。レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは「それが真実であれば、メルセデスと他チームとの差は実際には広がるかもしれない」と懸念を表明している。L’Equipe は、メルセデスの2015年の“凍結解除”に関する戦略は、冬季期間は“古い2014年エンジン”を使い、そのあと段階的にパフォーマンスを追加していくことだとトト・ヴォルフが認めたと報道。レポートによると、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグは、2015年の開幕4戦(オーストラリア、マレーシア、中国、バーレーン)で2014年エンジンを使用するという。「我々のその戦略に従っていく」とトト・ヴォルフは述べた。その一方でホンダが2015年シーズン中の開発を許可されたことについて、トト・ヴォルフは「それに関して誰もが意見を持っているのは普通のことだ。FIAが決定することであり、彼らがなんと言うか見守っていく」と述べた。「彼らが新しいエンジン仕様でグランプリに現れれば、おそらくライバルは抗議するだろう」
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