レッドブルのホームレースとなるF1オーストリアGPの宿泊先に関して、メルセデスとレッドブルがひと悶着を起こしている。日曜日、メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、オーストラリアで予約したサーキットに近いホテルから「追い出された」と主張。メルセデスのチームスタッフは周辺のグラーツに滞在することになるという。
「最も懸命にクルマに取り組んでいる者が毎日70kmも通勤しなければならない」と不満を述べた。F1オーストリアGPは、レッドブルが所有するレッドブル・リンクで開催されるだけでなく、レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツの母国であり、マテシッツはメルセデスが予約したサーキットに近いホテルの所有者でもある。しかし、レッドブルのヘルムート・マルコは、メルセデスの「追い出された」という主張に反論した。「メルセデス自体がキャンセルした」とヘルムート・マルコはコメント。「メルセデスは理由もなく突然我々に話してきた。私にはそれを証明するための対応記録がある」「我々は誰もホテルから追い出してはいない」とヘルムート・マルコは述べ、ホテルに関する騒動はメルセデス側の“わけのわからない小芝居”だと付け加えた。実際、ヘルムート・マルコは、ルイス・ハミルトンのモーターホームをオーストリアに持ち込もうという計画が失敗になったことが明らかになった際にメルセデスを助けることに尽力したと述べた。「大変困難だったが、我々は彼にSteirerschloesslの部屋を与えた」とヘルムート・マルコは、レッドブル・リンクに近い最上級のホテルに言及。「彼ができる限り最適な方法で準備できるようにね」だが、メルセデスのニキ・ラウダは、レッドブルの主張を“冗談じゃない! 我々は部屋をキャンセルなどしていない。なぜそうなければならない? マティシッツがホテルを買ったからか? 我々はそこにステイしたかった」と反論している。
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