メルセデスのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグがこの先タイトルを争うことになっても、ガレージの両側のデータを共有し続けると主張した。F1バーレーンGPの3回のプラクティスセッションで全てトップに立ったルイス・ハミルトンのテレメトリーを分析したニコ・ロズベルグは、予選でポールポジションを獲得した。
トト・ヴォルフは、このアプローチを歓迎しており、チームメイト同士でドライバーズタイトルを争うことになっても、それをやめさせるつもりはないと述べた。「我々は情報公開のポリシーを常に持ち続ける」とトト・ヴォルフはコメント。「ガレージの両側がオープンで透明であること、それがルールだ。だが、現実も見なければならない。彼らはエッジを見つけようとするので、予選の最後の最後まで力を隠しておくかもしれない。それは至って普通のことだ」2014年、メルセデスは追われる側のチームになったが、トト・ヴォルフは、トップのポジションを守るために協力が必要なことをドライバーは理解していると語る。「両ドライバーはチームの信念を知っており、ガレージ内で作業した情報を共有しないということは決して起きない。現在のポジションにいることは非常に幸運であり、その精神と哲学を守っていきたい」