メルセデスは、2013年にコンストラクターズ2位という能力以上の成績を達成したと考えている。ファクトリーチームとしてF1に復帰して以降、メルセデスはフラストレーションの溜まる3シーズンを過ごしてきたが、今シーズンはしばしばレッドブルに最も近いチャレンジャーだった。メルセデスは、過去3年で6回の表彰台しか獲得できていなかったが、今年ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグは、合計でポールポジション8回、3回の優勝、9回の表彰台を獲得。
メルセデスのエグゼクティブディレクターを務めるトト・ヴォルフは、今年の飛躍は予想以上のものだったと認めた。「選手権2位について考えている。目標にしていた結果という点では、我々は明らかに能力以上の結果を成し遂げた」とトト・ヴォルフはコメント。「5位から2位になど期待できなかった。シーズンを通してしっかりと2位になることなど期待されていなかった」トト・ヴォルフは、数年間をかけたリストラ、技術リソースと人員の増強がメルセデスに急速な進展をもたらしたと考えている。「それは多くのことによる結果だ」「一丸となって仕事をする適切な人員のグループによって得た結果だ。シュツットガルトには適切なリソースがある。チームとして完全だと感じている」トト・ヴォルフは、2013年の成功により、メルセデスは2014年に高い基準を設定していると認める。「選手権で2位になったことにより、我々は今よりも目標を高く設定している」「次にどのような結果を出すかが重要であり、我々は勢いを維持しなければならない。それが重要だ」