マクラーレンは、ほぼ20年ぶりとなるル・マン24時間レースへの復帰が決定に近づいている。1995年にBMWエンジンを搭載したF1 GTRでル・マン24時間レースで総合優勝しているマクラーレンは、先週のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで650S GT3のGTE仕様の生産したいとの願望を明かしていた。
マクラーレンGTの責任者アンドリュー・カーカルディは「どこかの時点でル・マンで650Sが走っているのを見たとしてもそれほど驚きではないだろう。我々は2016年からそこにいることを望んでいる」とコメント。「それが我々がやりたいことだ。だが、まだクルマを造るにあたり、レギュレーションのセットが必要だ」WEC世界耐久選手権、ユナイテッドスポーツ選手権などのレギュレーションを定めているACO(西部自動車クラブ)とFIAは、既存の2016年のルールブックの進化に対応する意向を示している。現在、自動車メーカーがGTEとGT3クラスに1つのベースのクルマを生産するだけで済むような設計について議論が進められている。アンドリュー・カーカルディは、650Sがすでにその収束コンセプトの結果としてGTEカーの方向に進んでいると明らかにした。「新車は、ハブ、サスペンション、大きなホイール、タイヤといったいくつかの点でGTEカーからそれほど離れてはいない。それに対する良いステップだ」とアンドリュー・カーカルディは説明した。マクラーレンは、GTE仕様の650Sを実現するためにファクトリーチームを運用する意向があるかどうかは明らかにしていない。
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