マクラーレンF1が、F1パドックで大きな話題となっている“マカレナ・ウイング”の開発競争に加わる可能性が浮上した。チームCEOのザク・ブラウンが、回転式リアウイングについて「有益になり得る」と認めたことで、マクラーレンが独自仕様を準備しているとの見方が強まっている。フェラーリが今季序盤に試験導入したこのコンセプトは、マイアミGPでレッドブルF1が独自解釈版を投入したことで、一気に注目を集めた。
RB22には計7つのアップデートが投入され、マックス・フェルスタッペンは予選フロントローを獲得。レッドブルのパフォーマンス改善の象徴として、“マカレナ・ウイング”は一躍トレンド技術となっている。ザク・ブラウン「有益になり得る」フェラーリがプレシーズンテストで試した回転式リアウイングは、マイアミGPでより完成度を高めた仕様として登場した。そこへレッドブルF1も独自仕様を持ち込み、RB22のパフォーマンスは大きく改善。フェルスタッペンは予選でフロントローを獲得し、スプリントと決勝の両方で5位に入った。一方、マクラーレンも今季最高レベルの競争力を示し、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリがダブル表彰台を獲得した。そのなかでザク・ブラウンは、各チームがこの技術を注視していることを認めた。「もちろん見ている。想像できると思うが、すべてのチームがお互いのやっていることを見ている」「非常に賢いアイデアだし、我々としても有益になり得ると考えている。だから他チームが使っているのを見ても驚きはない」このコメントによって、マクラーレンの技術陣がすでにMCL40への導入を本格検討しているとの憶測が広がっている。“空力軍拡競争”が再び激化回転式リアウイングを巡る開発競争は、2026年F1シーズンの勢力図をさらに接近させる要因になりつつある。マイアミGPでは、マクラーレンとレッドブルが揃ってパフォーマンスを改善。メルセデスとフェラーリを含めたトップ4チームの差は、開幕当初よりも明らかに縮まり始めている。ブラウンも、グリッド全体の接近を実感している。「彼ら(レッドブル)は週末を通して速かった。素晴らしい開発をマシンに投入してきた」「フェラーリ、そしてメルセデスもいる。トップ4が形成されている状況だ」「オーストラリアと比べてラップタイムを見れば、グリッド全体がどんどん接近しているのが分かる」「そう遠くないうちに、以前のような非常に接戦のグリッドに戻ると思う」もしマクラーレンF1が今後、“マカレナ・ウイング”を投入すれば、F1の空力開発競争はさらに激化することになりそうだ。
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