アレックス・ダンは、マクラーレンのドライバー育成プログラムを離脱した判断について、「正しい決断だった」と語った。アイルランド出身のダンは、FIAフォーミュラ2でロダン・モータースポーツに所属し、2勝を挙げてランキング5位でシーズンを終えた。ウォーキングを拠点とするマクラーレンの支援を受けるなかで結果を残し、そのパフォーマンスが評価され、2025年のF1レースウイークエンドでは、タイトル獲得マシンMCL39を駆ってオーストリアとイタリアのFP1に出走する機会を得ていた。
しかし20歳のダンは10月、周囲に衝撃を与える形で同プログラムからの離脱を選択した。背景には、レッドブル・レーシングへの移籍の噂が広がっていたこともあった。その後、レッドブルの元アドバイザーであるヘルムート・マルコがダンの獲得を独断で決めたものの、最終的には承認されなかったという話も伝えられた。ただし、ミルトンキーンズのチームを含め、他の育成プログラムへの加入は実現していない。それでもダン自身は、F1に到達するために最良の立場にいると確信している。「僕にとっては目標とプランがあって、それはF1ドライバーになることだ」と、ダンはballs.ieに語った。「自分が把握していた選択肢の中で、F1に行くために必要な決断をした。それだけの話だと思っている」さらに、決断が自身の意思によるものだったことを明かしている。「実際には僕自身の決断だった。父と話し合ったとき、彼は100%確信しているわけではなかった。普段は彼のほうが100%確信しているんだけどね」「でも僕自身は、これは正しい決断だと感じているし、それについてとても納得している。これから先も、きっと悪くない状況にいられると思っている」ダンは2026年シーズンもロダン・モータースポーツからF2に参戦する予定で、F1と同時に3月6〜8日の週末にメルボルンで開幕を迎える。なお、ダンとアルピーヌF1チームとの間で協議が行われているとの未確認情報もある。一方で、F2でのライバルであるレオナルド・フォルナローリとリチャード・フェルシュホーはマクラーレンの育成プログラムに加わっている。育成離脱という賭けマクラーレンという安定した育成環境を自ら離れる決断は、若手ドライバーにとって大きなリスクを伴う。一方で、ダンはFP1での実走経験とF2での実績を武器に、自身のキャリアを主体的に切り開く道を選んだ形だ。育成枠に残ることよりも「F1に行くための最短ルート」を優先したという本人の言葉どおり、この判断が将来どのような結果につながるのかが注目される。
全文を読む