マクラーレンは、2025年シーズン序盤から既に予想されていた通り、シンガポールGPでチームタイトルを確定させた。今季は完全にフィールドを支配し、名門ウォーキングのチームが他を圧倒した年となった。マリーナベイでの戦いが終わり、F1.comはその偉業を物語る主要なデータを紹介している。
2今回のタイトル獲得により、マクラーレンは通算チームタイトル数で通算2位に浮上。9回のタイトルを持つウィリアムズを上回り、首位のフェラーリ(16回)に次ぐ位置となった。6マクラーレンは、グランプリ6戦(およびスプリント3戦)を残してタイトルを確定。これは2023年にレッドブル・レーシングが樹立した「史上最速タイトル確定記録」と並ぶものとなった。7マクラーレンMCL39は、すでに競争力の高かった前モデルをさらに進化させ、オスカー・ピアストリとランド・ノリスがここまでの18戦で7度の1-2フィニッシュを達成。これは1988年の圧倒的な支配期以来の最多記録である。マクラーレンは、チームタイトル獲得数の歴代ランキングで2位に浮上した。9これまでのグランプリのうち半分で、ピアストリとノリスがポールポジションを獲得。その内訳はピアストリが5回、ノリスが4回と、オーストラリア人がわずかに上回っている。10マクラーレンは1960年代半ばのF1参戦以来、今回で通算10回目のチームタイトルを手にした。初タイトルは1974年、エマーソン・フィッティパルディとデニー・ハルムのコンビによるものだった。その後もニキ・ラウダとアラン・プロスト、プロストとアイルトン・セナ、セナとゲルハルト・ベルガー、ミカ・ハッキネンとデビッド・クルサードらが1980〜1990年代にかけて栄光を築いた。ピアストリとノリスは2024年に新たな1ページを刻み、翌2025年にはさらに圧倒的な形でその成功を裏付けた。12ポールポジションと1-2フィニッシュを積み重ねたマクラーレンのドライバーコンビは、今季これまでに合計12勝を挙げている。内訳はピアストリが7勝、ノリスが5勝で再びピアストリが僅差で上回った。この勝利数は、セナとプロストが16戦中15勝を挙げた1988年以来のチーム最多勝記録となる。28両ドライバーが肩を並べたのは表彰台獲得数でも同様で、オーストラリアGPからシンガポールGPまでの間に、ピアストリとノリスそれぞれが14回ずつの表彰台に立っている。マクラーレンが最後に連覇を達成したのは、1990年代初頭、セナとベルガーがチームメイトだった時代だ。34前述の通り、マクラーレンは昨シーズン、1998年以来となるチームタイトルを獲得。そして2025年、今度は1990年代初頭以来となる連覇を達成した。当時のマクラーレンはホンダエンジンを搭載し、セナとプロストが1989年にダブルタイトルを獲得。その後、1990年と1991年にはセナとベルガーのコンビで再び頂点に立っている。6502025年におけるマクラーレンの支配ぶりは数字にも表れている。シンガポールGP終了時点で、彼らの総得点は650ポイントに到達。これは今季ここまでのメルセデスのちょうど2倍のポイント数だった。Source: F1.com
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