マクラーレン・レーシングCEOザク・ブラウンは、2024年に記録的な給与を受け取ったことが報じられている。パパイヤカラーのチームが2024年のコンストラクターズ世界選手権を制覇したのを受け、ブラウンは前年の3,550万ドル(約53億3,317万円)から1,480万ドル(約22億2,340万円)増の5,030万ドル(約75億5,657万円)を得たという。マクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラと共に、ブラウンはこの21世紀に入って初めてとなるコンストラクターズタイトル奪還を成し遂げた。
ランド・ノリスもシーズン後半にはドライバーズタイトルを狙える位置につけたが、最終的にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンが立ちはだかった。それでもチームはコンストラクターズ王座獲得に大きな満足感を示した。ブルームバーグによれば、ブラウンはトロフィー獲得以外にも大きな理由で喜びを噛みしめていた。英国の登記機関「Companies House」に提出されたマクラーレンの決算書には、最高額の取締役報酬として5,030万ドル(約75億5,657万円)が記録されており、マクラーレンの広報担当者もこの人物がブラウンであることを確認した。ウォーキングに拠点を置くチームの経営陣に支払われた総額は1億200万ドル(約153億2,346万円)に達し、前年から倍増している。これはコンストラクターズタイトル獲得により約1億4,000万ドル(約2103億2,000万円)の賞金を得ることが広く知られているため、驚きではない。さらにチームの収益は前年比23%増の7億1,471万ドル(約1073億7,088万円)に達している。ブルームバーグは、バーレーンの政府系ファンド「ムムタラカット」とアブダビのCYVNホールディングスがチームを完全買収した直近の取引で、グループ全体の評価額が40億ドル(約6,009億2,000万円)を超えたことも報じた。マクラーレン完全買収とF1の未来に楽観姿勢ザク・ブラウンは、バーレーンの政府系ファンド「ムムタラカット」とアブダビ拠点の自動車投資グループ「CYVNホールディングス」がマクラーレン・レーシングの全株式を取得したことを正式に認めた。アメリカ人CEOは、資金流入が続くF1は「好調そのもの」だと強調した。「すべて完了した」とブラウンは語り、モータースポーツ.comを通じてニュースを確認した。さらにブラウンは、F1全チームの財務的安定を保証するためにコストキャップを導入したリバティ・メディアを称賛し、次のように続けた。「本当に素晴らしいことだ。数千万から数億のファンが集まり、スポンサーやパートナーもかつてないほど参入している。スポーツは燃え盛っている。これからもずっと続いてほしい」前述の通り、インディカー部門なども含むマクラーレン・レーシングの評価額は買収時に40億ドル(約6,009億2,000万円)を超えていた。これにより中東の2つの投資機関は、MSPスポーツキャピタルを含む投資家から残りの30%を取得し、100%の株式を保有することとなった。
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