マクラーレンとレッドブルが、2026年のF1エンジン供給契約について協議を行ったことが確認した。レッドブルは、2026年にF1の新ルールに対応したエンジンサプライヤーとして登録し、新しいパワートレイン部門と施設に多額の投資を行っている。これは、ホンダがF1撤退を発表した際に着手したプロジェクトだった。
レッドブルは現在もホンダRBPTとしてブランド化されたホンダエンジンを搭載しているが、その次世代F1エンジンはフォードとの提携になる。マクラーレンは2018年からメルセデスのカスタマーチームとなっているが、The Raceは先月、2026年の可能性をめぐって旧パートナーのホンダとレッドブル・パワートレインの両方とも話し合いを始めていると報じた。レッドブルとの話し合いは、金曜日のF1バーレーンGPの記者会見で、両チームのチーム代表が公に認めた。マクラーレンのCEOであるザック・ブラウンが最近レッドブルの本社を訪れたことについて聞かれたチーム代表のクリスチャン・ホーナーは「ランチに来たのかと思ったよ!」とジョークを飛ばし、レッドブルにエンジンを求める他のF1チームから声がかかるのは「当然のこと」だと述べた。「2026年のパワーユニットメーカーとして、パワートレイン供給の可能性について議論が行われることは明らかであり、潜在的なカスタマーと話をすることは当然のことだ」とクリスチャン・ホーナーは述べた。クリスチャン・ホーナーの隣に座っていたマクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラは、彼のチームが新しいルールのためにメルセデスに代わる可能性を検討していることを喜んで確認した。「HPP(メルセデス・ハイパフォーマンス・パワートレインズ)とは強固なパートナーシップを結んでいる」とアンドレア・ステラは語った。「同時に、ずっと先のことを見越して、何ができるかを理解したいと思うのは当然のことだ」「それは自然なことだと思う。あまり驚くことでもないだろう」しかし、クリスチャン・ホーナーは、RBPTにカスタマー契約を持ち込むことの価値を否定し、「今はカスタマーチームに供給することによるお金は見ていない。儲かるビジネスではない」と語った。もし契約が成立し、RBPTのカスタマーエンジンにもフォードブランドが使用されれば、マクラーレンとフォードがF1のグリッドに並ぶのは、マクラーレンの最初のホンダとの提携とプジョーとの短期提携が終了した1993年に、両者が一緒にシーズンを過ごして以来のこととなる。マクラーレンは1960年代後半から1980年代前半にかけて、フォードのバッジを付けたコスワースエンジンを使用していた大多数のF1チームの1つで、1983年末にTAGポルシェターボとの契約を開始するまでは、フォードのエンジンでグランプリでの30勝を達成している。
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