マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンは、アレックス・パロウとパトリシオ・オワードはF1で活躍する可能性を秘めたドライバーだと語る。両方のドライバーは今年、マクラーレンF1チームでテストプログラムを実施した。これは主に、シーズン終盤のルーキーFP1セッションの出走に備えたものだった。アレックス・パロウとパトリシオ・オワードは、それぞれアメリカとアブダビのFP1セッションでMCL36 に乗り込んだ。
アレックス・パロウとパトシリ・オワードは、両方ともインディカー・シリーズで競い合っており、アロー・マクラーレンに所属しているオワードは以前、F1の機会があればインディカーでのキャリアを中断したいと主張している。ザク・ブラウンは、アレックス・パロウとパトリシオ・オワードの両方の能力を称賛している。「テストプログラムは非常に重要だ」とザク・ブラウンは述べた。「我々のインディカーのセンセーションであるパトは今、我々のためにいくつかのレースに勝っている」「F1では2回のフリープラクティスを実施する義務があり、F1の可能性を秘めていると思われるドライバーを投入したいと考えている」「何が起こるか、何が必要になるかは決してわからない。また、その週末に向けて開発を支援できるドライバーも求めている」「我々はパトを投入し、次にインディカー・チャンピオンのアレックス・パロウを投入した。彼は素晴らしい仕事をしたし、かなりのテストもこなした。ドライバーが新型コロナウイルスに感染するかどうかはわからない。リザーブドライバーが必要だ」「マクラーレン・ファミリーに属する2人のドライバーは、途方もない可能性を秘めていると考えている。したがって、我々は彼らに良いマイレージを与え、将来がどうなるかを見たいと思っている」2023年のマクラーレンF1チームのリザーブドライバーに任命されたアレックス・パロウは、チームとマクラーレンとの間で契約が争われた後、2023年に再びチップ・ガナッシ・レーシングでインディカーを戦う。アロー・マクラーレンは、数年間過ごしたアンドレッティ・オートスポーツを離れるアレクサンダー・ロッシと契約した。アレクサンダー・ロッシについてザク・ブラウンは「彼は多くのレースで優勝しており、チャンピオンシップにふさわしいドライバーだと思っている」とコメント。「もちろん(2016年の)インディ500のウィナーは、F1の考え方を持っている」「我々は彼の経験、彼のプロフェッショナリズムを気に入っている。我々は若いチームなので、フェリックス(ローゼンクヴィスト)、パト、アレックスは若さと経験の素晴らしいコンビネーションだと思う。そして彼らは全員がとても速い」