マクラーレンF1は、新たにメルセデスのF1エンジンに切り替えることで“潜在的な問題”に直面する可能性があることを認識しているが、プレシーズンテストの3日間で解決できることだと考えている。今シーズン、マクラーレンF1は、1998年、1999年、そして、2008年にタイトルを獲得した際のパートナーであるメルセデスのF1エンジンに切り替える。
メルセデスと決別した当時、マクラーレンF1は、カスタマーチームではタイトルを獲得できないと考えて、ホンダをF1に復活させてワークスパートナー契約を結んだ。しかし、その計画は成功せず、3年で契約を破棄して、ルノーのカスタマーチームとなった。マクラーレンのF1チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは、例え問題が発生しても3日間のプレシーズンテストで解決できると自信をみせている。「これまでに見たすべてのことを踏まえれば、テストと開幕戦への準備はできていると確信している」「特にこのパンデミックによる困難な状況において、我々のスタッフとブリックスワースのメルセデスのスタッフたちとの間の素晴らしいチームワークを見てきた」「しかし、同時に、冬の間のパワーユニットの切り替えが大きな課題であったことも明らかであり、最初のテストになれば、それが潜在的な問題をもたらす可能性のあるを認識している」「しかし、最近はパワーユニットの交換に多くの経験がある。メルセデスの人たちも非常に経験豊富なので、準備はできていると感じている」マクラーレンは、今月初めにシルバーストンサーキットで2021年F1マシン『MCL35M』のシェイクダウンを行っており、チームのF1ドライバーはすでにメルセデスのF1パワーユニットを味わっている。これは新しいパートナーシップの最初のコース上での走行となったが、アンドレアス・ザイドルはシーズン開幕戦のF1バーレーンGPから急な学習曲線になると認めている。「最初のレースでは、メルセデスと一緒に参加する。これは新しいパートナーシップだ。特に、最初のレースの週末に初めて結果を出すプレッシャーが高まっているときには、一緒に学んでいくことになる」とアンドレアス・ザイドルは語った。「単純にショートカットすることはできないプロセスだ。しかし、我々はメルセデスに切り替える決定をしたときにそれを分かっていた」「私はその挑戦を楽しみにしている。そして、我々は一緒にその挑戦を管理することができると確信している」
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