マクラーレンF1のチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは、カルロス・サインツはF1トルコGPでフェラーリが彼を獲得することを決断した理由を示したと感じていると語る。来季からフェラーリF1に加入することが決定しているカルロス・サインツは、ウエットの難しいコンディションとなったレースで、セバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールに次ぐ5位でフィニッシュした。
今シーズン、カルロス・サインツは多くの印象的な走りを見せており、F1トルコGPでのパフォーマンスはフェラーリがセバスチャン・ベッテルの後任としてカルロス・サインツを選んだ理由を示したと語る。「トルコのようなレースは、カルロスのクオリティを確認するだけだ」とアンドレアス・ザイドルは述べた。「過去数年間の数戦で分かっているのは、彼はこのようなトリッキーなコンディション、ウエットやミックスドコンディションが好きであり、このようなコンディションで好パフォーマンスを発揮し、リスクという点で、適切なアプローチを取る才能があることだ」とアンドレアス・ザイドルは語る。「彼は今日のようなコンディディションでもコース上で順位を上げ、オーバーテイクを成功させつつも、コース上にマシンをとどめることができる。それはシンプルに大きなメリットだ」「また、今日のような状況では、エンジニアやエンジニアリングチームとすでに長い間仕事をしているドライバーがいることも助けになる。ドライバーとピットウォールの間で多くのコミュニケーションが行われるからだ」「カルロスの経験も目にしたと思う。無線で簡潔に話すだけでなく、コース上で何が起こっているのかを明確にし、ピットウォールで見たデータとを一致させ、最終的に適切なタイミングで適切な決定を下させることが重要だからだ」「彼は素晴らしいドライバーです。フェラーリが来年彼を欲しがったのには理由がある。ですから、我々のチームで彼と一緒に行われる最後の3レースを本当に楽しみにしている。そして、来年は彼を倒せることを願っている!」