マクラーレンF1チームは、F1カナダGPでのランド・ノリスの異常なサスペンション故障はブレーキの過熱が原因だったことを確認した。ランド・ノリスは、F1カナダGPの8周目の終わりにラインを横切った後、右リアサスペンションが故障してレースをリタイア。その部分には出火も見られていた。
序盤のラップでランド・ノリスはターン3/4のシケインを曲がり切れずにまっすぐ進んでおり、マクラーレンはそれがブレーキの問題の兆候だったと考えている。詳細な調査の結果、マクラーレンはブレーキの温度が高温になったことで火災が発生して、サスペンション故障に至ったと結論付けた。「ブレーキが高温になっていた」とマクラーレンの広報担当は Autosport に語った。「それがコンポーネントの故障を引き起こし、基本的に局部的な火災を引き起こした。空力の流れのないエリアだったので、火は消えず、基本的にカーボンが耐えられる温度を超え、事実上それがサスペンションの故障に繋がった」「何が起こったのかははっきりしているので、問題が続くことはない。特異な出来事だった」ランド・ノリスの問題は、カルロス・サインツの早期のピットストップの原因となったブレーキ温度の問題とは関係なかったとマクラーレンは説明する。「カルロスは捨てバイザーによってブレーキが過熱しており、まったく無関係でした。それを取り除くと正常に戻りました」
全文を読む