マクラーレンは、2018年のF1世界選手権の期待外れなスタートを受けて、技術的な運営体制を見直しており、シャシー部門の最高技術責任者(CTO)のティム・ゴスがその最初の犠牲者となると BBC Sport が報じている。今年ルノーにF1パワーユニットを変更したマクラーレンは、開幕3戦を終えてコンストラクターズ選手権4位と“ベスト・オブ・ザ・レスト”のポジションに位置しているが、マシンのパフォーマンスは開幕前の期待を下回ってる。
マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、2018年F1マシン『MCL33』の設計アプローチがあまりに保守的なものだったかもしれないと明かしている。マクラーレン MCL33は全体的にバランスがとれているように見えるが、直線スピードは全チームで最下位のまま。昨年は“グリッドのベストシャシー”と豪語し、ストレートで遅いのをホンダのF1エンジンのせいにしていたが、その原因はマクラーレンのドラッグの多いシャシーにあったという見方になってきている。マクラーレンの考担当はティム・ゴスの去就についてコメントすることを拒否したが、“チームを成功に導くプログラムの一環として、技術的な業務の見直しを行っている”ことを明らかにした。「これは組織全体の様々な要因に対応するための積極的かつ継続的なプロセスです」と彼は付け加えた。「より詳しい詳細は追って明らかにされる予定です。それまではこれ以上のコメントはできません」
全文を読む