マクラーレンは、ホンダとのF1エンジンパートナーの早期解消によってもたらされる財政的な影響を乗り切ることはできると語る。マクラーレンは、今週中にも2018年のF1エンジンサプライヤーを決定するとしており、困難な3シーズンを過ごしたホンダとの契約を解消し、ルノーに変更するとされている。
ホンダは、F1パワーユニット供給だけでなく、マクラーレンのF1予算に1億ドルともいわれる財政的なサポートをしているとされており、マクラーレンはホンダを切り離す余裕があるかどうかに疑問の声が挙がっている。マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、2018年のマクラーレンのプライオリティはスポーツ面だと強調。ホンダとの契約を解消することによる商業的な懸念を乗り切ることができると信じている。「我々には表彰台に上がらない余裕はない」とザク・ブラウンはコメント。「多くの要素が絡んだ大きな決定であり、経済面もそのひとつだ」「幸いなことに、我々には競技的な決定をして、経済的に対処できる非常にコミットした株主がいる」「財政的には挑戦ではないし、我々は財政的な状況を乗り切ることができる」マクラーレンがホンダとの契約を解消するには、トロ・ロッソがルノーとの契約を解消し、ホンダとの契約に合意するかにかかっている。レッドブルとルノーは、トロ・ロッソのF1エンジン契約の解消で基本合意していると報じられている。