マクラーレン・ホンダが、F1カナダGPの予選後に開催されたレースで優勝を果たした … いかだレースでの話だが ……。1990年代後半、ジル・ヴィルヌーブ・サーキットのパドック裏手にあるモントリオール五輪で使われたボート会場で、F1チームのメカニックたちが独自デザインのいかだでレースを繰り広げられていた。
しばらく休止となっていた“いかだレース”だが、F1の新オーナーであるリバティ・メディアが今年このレースを復活させた。ただし、新生いかだレースは、独自デザインのいかだではなく、製作キットをチームが組み立てるカタチで行われた。結果はマクラーレン・ホンダが優勝。チームはレースを支配し、実際には競争力があることを示した。2位にはトロ・ロッソ、3位にはザウバーと普段のF1ではみられないオーダーとなった。本業のレースでは、マクラーレンは2012年のF1ブラジルGP以降、優勝から遠ざかっている。