メルセデス・ベンツのノルベルト・ハウグは、他チームが示唆するF1撤退は本気であると主張するが、メルセデスは、現在それに加わることはないとしている。FIAが推し進める予算キャップ制に反対し、トヨタ、BMWザウバー、レッドブルに続き、12日(火)にはフェラーリ、13日(水)にはルノーがF1撤退の可能性を示唆した。しかし、マクラーレンの主要株主であるメルセデス・ベンツは、当面、この動きには加わらないとしている。
このメルセデス・ベンツの姿勢は、“ライゲート”騒動で執行猶予処分を受けたことも影響していると思われる。「全てのF1チームが、F1に2つにの異なるレギュレーションがあってはないらないという考えに同意するだろう」と・ハウグはコメント。「我々は共通の解決策を達成したいと思っているし、それができるとも思っている。我々が貢献できることはすべてするつもりだ」ハウグはまた、フェラーリをはじめとするF1チームの撤退宣言は、政治的な駆け引きではなく、本気であると主張している。関連:ルノー、F1撤退の意向を表明 - 2009年5月13日フェラーリ、2010年のF1撤退を示唆 - 2009年5月13日レッドブルも2010年のF1不参戦を示唆 - 2009年5月11日トヨタ 「2010年はF1に参戦しないかもしれない」 - 2009年5月9日F1 2010年 レギュレーション