マクラーレン・ホンダは、F1メキシコGPの決勝レースで、ジェンソン・バトンが12位、フェルナンド・アロンソが13位だった。ジェンソン・バトン (12位)「1ストップ戦略を採用したが、僕たちだけでなく、みんなにとっての問題は、オーバーテイクができないということだった。バックアップタイヤを装着していたスティントの最初の30周は、ほかのマシンの後方でトラフィックに引っかかり、ずいぶん時間をロスした」
「まずはマグヌッセン、その後はフェルナンド、サインツ、そしてパーマーの後方で引っかかってしまった。オーバーテイクするのは本当に難しかったけど、最終的にはそれらすべてのドライバーを追い抜くことができた。そのときは僕たちのペースは非常によかったし、できる限りのことをした。ただ、今日はトラフィックに引っかかっていなくても、10位に入ることはできなかったように思う。先ほど言ったように、レース中の実際のペースはよかった。コース上でオーバーテイクをしたり、いいバトルをしたりと楽しむことができた。ただ、ここで追い抜くのは非常に難しい。あれだけ長いストレートがあるので、そうは思わないかもしれないけど、最終コーナーから立ち上がったあと、前方のマシンに接近した状態を維持することができない。最終的にオーバーテイクすれば、ロスした時間を突然取り戻すことができるものの、1周目でピットストップしたドライバーたちに比べて、オーバーテイクするまでにずいぶん時間をロスしている。僕たちも1周目でピットストップを行うこともできたけど、12番手および13番手というと、すばらしいポジションではないものの、ポイントに手が届く可能性があるため、『賭けに出よう』と言えるほど悪いポジションでもない。全体的に、今日は通常とは非常に異なるレースだった。賭けに出ていれば、もっと上の順位で完走できていたと思うと残念だけど、それはあとから言えるだ。それでも僕にとっては楽しいレースだったし、今日はマシンの実力を最大限に引き出すことができた。それしか望むことはできない」フェルナンド・アロンソ (13位)「今日はもう少しうまく進めることができたかもしれません。ただ残念ながら、1周目にはいつも間違った場所に間違ったときにいるようだ。また、ちょっとした事件もあり、それによって難しいポジションに追いやられた。その後、サインツの後方で40周ほど走行したように、残りのレースではトラフィックに引っかかってしまった。さらに、2回目のピットストップでは少し問題が発生し、それも手助けにはならなかった。あるタイヤは非常に長くもつのに対し、もう1種類のタイヤはそれよりもずいぶん短い間しかもたないので、ジェンソンと僕はそれぞれ異なる戦略を選択することにした。ただそれでも、2人ともポイント圏内で完走することができなかった。結局のところ、マシンに速さがあれば、すべてのことがより簡単になる。なので、それこそ僕たちが焦点を当てるべき部分だ」エリック・ブーリエ (レーシングディレクター)「昨日の11番手および13番手という予選結果に続いて、今日のレースで、そのスタートポジションを12位および13位という結果にしか結び付けられなかった場合、当然のことながら、大声で語れることはほとんどありません。ただ、午後のレースは、ざまざまな理由から我々にとっては厳しい内容でした。まず、アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスは、オーバーテイクが難しいサーキットであり、その結果、我々のドライバーはカルロス選手のマシンの後方で何周にもわたって引っかかってしまいました。2つ目の理由は、レース中にフェルナンドのパワーユニットの出力を下げなければならなかったため、それが彼にとってはある程度のハンディキャップとなったことです。そして3つ目は、フェルナンドの2回目のピットストップの際に遅れが生じ、それによって彼はさらに2〜3秒ロスしたことです。こういったことは起こるものですし、それがレースです。ただ、実際に起こると、ドライバーやチームにとっては常にフラストレーションがたまるものです。ここから我々は(次戦が開催される)ブラジルのサンパウロに向かいます。起伏に富んでいることで有名なインテルラゴス・サーキットは、こことはまた違った難題を突き付けてくるでしょう。マクラーレンはブラジルGPで過去12回の勝利を収めており、これは最多優勝回数です。ですから、今日よりはいいレースができることを願っています。もちろん、今年のブラジルGPで13回目の勝利を手にすることはないでしょうが、ポイント獲得は可能だと思っています」関連:F1メキシコGP 結果:ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィン
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