マクラーレンのロン・デニスは、F1バーレーンGPでフェルナンド・アロンソが欠場を余儀なくされた怪我を見つけなかったFIAに激怒している。FIAは、開幕戦で大クラッシュを喫したフェルナンド・アロンソに、オーストラリアから長距離フライトに乗り、F1バーレーンGPへ準備することを許可していた。しかし、フェルナンド・アロンソは、スペインの自宅に到着した際に「痛みは同じか少し多くなっていたので、僕たちはきちんとチェックすることに決めて、CTスキャンを撮った」と述べた。
スペイン紙によると、フェルナンド・アロンソの妹で医師であるロリーナが診断を受けるように訴えたという。CTスキャンでは、肋骨骨折だけでなく、肺にまで損傷があり、小さな肺虚脱を起こしていたことが発覚している。フェルナンド・アロンソはバーレーンでもCTスキャンを実施。FIAは、F1バーレーンGPを欠場させ、中国GPへの参戦も微妙な状況となっている。Diario Sport によると、その状況にマクラーレン陣営は激怒しているという。結果的にストフェル・バンドーンが代役として出場することになったが、チームはフェルナンド・アロンソが出場できると考えていた。ロン・デニスは、金曜日にバーレーンでバーニー・エクレストンとFIAの常任FIA医療代表であるジャン・シャルル・ピエットと面談し、フェルナンド・アロンソの復帰を訴えている。「アロンソはよく眠り、医師にフィジカル活動を再開できるかどうかを調べるように頼んでいた」と Movistar は報じた。FIAは、フェルナンド・アロンソとマクラーレンの要請を断ったが、FIAはアロンソに対する検査をより完全にしておくべきだったとの懸念が報じられている。フェルナンド・アロンソにとってさらに痛いのは、マクラーレン・ホンダがバーレーンで驚くほど競争的にみえていること。ジェンソン・バトンは、フリー走行2回目に3番手タイムを記録し、“過去2年間で最高の一日”だったと断言している。ルノーのジェリオン・パーマーは「彼らはとても速そうだね」とコメント。トロ・ロッソのマックス・フェルスタッペンも「ジェンソンが速いラップにいたときに彼を見たけど、マクラーレンは第1セクターでとても良いと言えるね。彼らが前進したのは明らかだ」と同意する。レッドブルのダニエル・リカルドは「彼らは燃料を5キロ積んでいても、それなりのラップタイムだった」と述べた。