マクラーレン・ホンダは、F1ブラジルGPの決勝レースで、ジェンソン・バトンが15位、フェルナンド・アロンソが16位だった。ジェンソン・バトン (15位)「15位という結果に満足することは決してないけど、今日のレース自体はそこそこ楽しめる内容だった。マシンをプッシュして、コーナーでは他のドライバーに戦いを挑むこともできた」
「自分達の弱点がどこにあるのかはわかっているので、ポジティブな点に焦点を当てよう。今日はコース上でマシンに対して興味深いフィーリングがあった。信頼性があったし、ポイントを獲得できる最後のポジションである10位入賞者のタイムからは12秒遅れだった。これは、恐らく僕たちが予想していたほどタイム差がなかったということだ。もちろん、上位陣のペースからはまだほど遠いし、彼らに追い越されるとき、特にストレートではあまりにもスピードが違うので怖く感じる。ただ、中位陣に対して、コーナーを走り抜けるときは僕たちにもかなり競争力があるので、そこでは少しばかり楽しむことができる。火曜日にファクトリーに戻るが、引き続きマシンを進化させることができればと思っている。改善の余地はまだまだあるけど、僕たちは正しい方向に向かっているように感じる。これは期待できる感触だし、僕は自分の意見を述べながらマシンを改善する作業を楽しんでいる。僕は、ロン・デニスと彼のリーダーシップ、およびウォーキングと日本のさくらにいるチームに対して、強い信頼を寄せている。我がチームは懸命にプッシュしており、冬には大きな進歩を遂げるつもりだ。来シーズンを心から楽しみにしている。僕たちは本当に精力的に仕事をしており、恐らく他のどのチームよりもたくさんの新しいパーツを作り上げ、それらのパーツは正しく機能しているようだ。ここブラジルでは、新しいフロントウイングを導入した。火曜日にMTC(マクラーレン・テクノロジー・センター)に戻ってデータを精査し、同フロントウイングが僕たちが前進する手助けになったのかどうか見てみるけど、既にその効果はあったと感じている。次戦のアブダビでは、また少しでも良い走りができればと思っている」フェルナンド・アロンソ (16位)「ここ最近のレースではリタイアを余儀なくされていたので、今日は完走することが最優先課題だった。なので、両マシンがチェッカーフラッグを受け、引き続き前進するにはどれがベストな方法なのかを見極めるため、来年のデータ、特にシャシー用の情報を収集できたことは良かった。シャシーは既に空力面でかなり改善しており、コーナーでの速度も良かった。ただ、依然としてパワー不足だ。残念ながら、レース序盤はマシンが100%機能していなかった。マシンをドライブするときに時折り変な感触があり、通常とは異なるギアで意図しない出力が出ていたので、そのギアを使わないようにしなければならないことがあった。予選の後に新品のエンジンを取り付けたが、セットアップをするためのラップを走るチャンスがなかったことがその理由だと思う。いずれにしても、2015年のグランプリは残すところあと1つとなる。2016年に向けて100%稼動し始めるのが待ち遠しい」エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)「ブラジルグランプリで過去に12回以上勝利を収めている(優勝回数最多)チームにとって、今日ここで15位および16位に終わったことは、当然のことながら、過去の栄光にふさわしい結果ではありません。しかしながら、今回もジェンソンとフェルナンドがともに力強く、巧みな走りを見せてくれました。マシンの特定のパフォーマンス最適化に不利になると分かっていたメインストレートの上り坂によって、ドライバーの努力が損なわれるだけでなく、他にも困難な状況があったにもかかわらずです。それでも、今日は両マシンのホンダのパワーユニットが正しく機能し、午後のレースを通して完ぺきな信頼性を見せてくれました。その称賛に値する成果が安定した確固たる開発の土台となり、我々はその上に今後のために築き上げることができるのです」関連:F1ブラジルGP 結果:ニコ・ロズベルグが2戦連続ポール・トゥ・ウィン!
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