ジェンソン・バトンは、マクラーレンが、F1ロシアGPでホンダのデブロイメントの問題による時速45kmのスピード不足分を補う“パーフェクト”な仕事をしたと考えている。ホンダは、ERSが主な弱点であることを認識しているが、ホモロゲーション規約によって、シーズン終了までやれることはほとんどない。
ジェンソン・バトンは、最初の数周はデブロイメントの不足分によって“いいカモ”にされたと感じており、トラックの特定の部分を走るのは“怖かった”と述べた。しかし、フェルナンド・アロンソがコーナーをカットしたことによる5秒加算ペナルティによって11位に降格したものの、ライバルのリタイヤやミスもあり、マクラーレンは2台揃ってトップ10圏内でフィニッシュした。優勝したルイス・ハミルトンから1分19秒遅れの9位でフィニッシュしたジェンソン・バトンは「僕たちにとってはデプロイメントが大きい。僕たちはストレートであまり長くデプロイメントが持たないからね」とコメント。「人々は至る所で僕を抜いていった。最初の数周はいいカモだったね」「最悪なのは、彼らがターン12でオーバーテイクしようとしていたことだ。とても怖い場所だし、後続のマシンの終速度が読めないので難しい」「僕にDRSがなく、彼らにはあるし、僕にはデプロイメントがなく、彼らにはある。終速度で45km/hくらいの違いがある。判断するのは本当に難しい」「タフだったけど、僕たちはポイントを獲得した。僕たちは何も間違ったことをしなかったし、全てのことを確実にこなした」ジェンソン・バトンは、マクラーレンにパフォーマンス面の進歩はなかったと認めるが、チームのレース内容に満足していると述べた。「ペース面で大きな進歩はないけど、今週末、僕たちはセットアップで多くのことを試した」「チームとして、僕たちはいい仕事をしたと思う。僕たちはベストを尽くした」「僕たちに競争的なクルマがあれば、上位を争っていただろう。僕たちはパーフェクトなレースをしていたからね」「僕たちはポイントを獲得したので、それほど悪くはないけど、スピードが遅い。特にデブロイメントに関してはやらなければならない仕事がたくさんある。次のレースではもっと競争的なはずだ」