マクラーレン・ホンダは、F1日本グランプリの予選で、フェルナンド・アロンソが14番手、ジェンソン・バトンが16番手だった。フェルナンド・アロンソ (14番手)「今日の予選でのラップは、私が今まで鈴鹿で走った中で最も良い内容だったと思う。マシンに100組のタイヤをさらに装着することは可能ですが、それでもQ2のラップタイムを更新することはなかっただろう」
「14番手というポジションはフラストレーションがたまる結果ではあるけど、それが現状だ。ただ、チームのメンバーがその結果に甘んじているわけではない。マクラーレン・ホンダは懸命にプッシュしているけど、魔法の解決策はない。明日のレースは厳しい内容になるだろう。後方にはマックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)のような速いマシンがいるけど、ポイント獲得に向けて全力を尽くす。マクラーレン・ホンダを応援してくれているファンのために、明日の決勝で両マシンがチェッカーフラッグを受けることができれば嬉しい」ジェンソン・バトン (16番手)「Q1ではミドルセクターでイエローフラッグが出たために、減速しなければならなかった。それがなければ、Q2に進出していただろう。ただ今日は、どのエンジンモードをマシンに設定するのかという指示がなかった。タイム計測のラップを開始する前には、通常、どの設定に合わせるのかということをチームから無線で指示されるけど、今日はその指示がなく、誤った設定になってしまった。マシンをドライブする感触はそれほど悪くなかったけど、今日はマシンの実力を最大限に引き出す必要があったにもかかわらず、それができなかった。ここではミスは1つも許されないの。フロントウィングの角度をつけた状態でコーナーの半分を走っただけでも、大きな違いが出る。明日はチーム全員にとって厳しいレースになるだろう。マクラーレン・ホンダはいつも通り全力を尽くす」エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)「フェルナンドはQ2で力強い走りを見せてくれましたが、14番手からポジションを上げることはできませんでした。フラストレーションがたまる結果ではあるものの、それはフェルナンドの決意の表われであり、称賛に値します。一方、ジェンソンに対してはチームを代表して謝らなければなりません。予選ラップを開始する前には一連の手順がありますが、今日はその手順をすべて踏むことを怠りました。ジェンソンは最初のラップでは時間をロスし、2回目のタイム計測でも思い通りのアタックができず、フラストレーションを感じていたでしょう。イエローフラッグはモーターレースにおいては1つの要素ではあるものの、我々はもう少し厳しく手順を守るべきでした。ジェンソンには申し訳ないと思っています。それでも、初日の難しいフリー走行を終えた後にマシンのセットアップに磨きをかけるべく、チームは非常に力強く、一丸となって仕事をしてくれました。今朝の時点では両ドライバーともマシンのバランスにそれほど満足してはいませんでしたが、午後の予選に向けて状況を改善することができました。これはチーム全員のすばらしい努力のたまものです。明日は全員にとって厳しい一日になります。とても困難なレースになると思いますが、マクラーレン・ホンダはプッシュし続ける決意です。明日のレースでポジティブな結果を出すことで、忠実で熱狂的なマクラーレン・ホンダのファンの皆さんに恩返しできればと思います」関連:F1日本GP 予選:ニコ・ロズベルグがポールポジション
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