マクラーレン・ホンダは、F1イギリスGP 初日のフリー走行で、フェルナンド・アロンソが15番手タイム、ジェンソン・バトンが17番手タイムだった。フェルナンド・アロンソ (15番手)「今日は、ほぼ予想通りの結果だった。僕たちは周回数を制限しながらも、その中で質の高いラップを数周走ろうと目標を掲げていた。今日はどのドライバーにとっても難しいコンディションとなり、走行中にコース外に出てしまうマシンが多数いた。明日の走行に備えての手がかりを見つけられるようにしていく」
「僕たちは物事を一歩ずつ着実に進めていくつもりだ。予選でQ2に進むのは容易ではないだろうし、Q1を脱出するにはザウバーチームに勝たなければならない。まず明日の予選で最善を尽くし、それから日曜日のレースを完走することに集中していく。難しい状況ではあるけど、マシンの力を最大限に引き出すことを目標にしている。今日はたくさんのパーツをテストしたので、明日、前進できると確信している」ジェンソン・バトン (17番手)「今日は予期せぬ事態もあり、非常に制限の多い走行となった。一部のパーツ交換に少し時間がかかってしまったけど、午後のセッション終了間際にはセットアップに関して一歩前進することができた。ペースについては、さらに向上の余地がある。僕たちにとって、今週末はパッケージを理解する機会なので、走行を終えてマシンから降りるたびに、バランスやセットアップの改良を行っている。日曜日のレースでは、ポイント獲得を目指すところまではいかないと思うけど、それでも今週末はチームにとって、有意義な時間となるはずだ。今夜、セットアップを大幅に変更することになると思うので、明日は状況が良くなるはずだ。母国の観客の皆さんの前で良い結果を出したい気持ちは山々だけど、今年、それを実現するのは難しいだろう」エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)「我々のマシンがシルバーストン・サーキットで苦戦するであろうことは分かっていましたが、今日はその予想が間違いではなかったことを証明する一日となりました。さらに、今日は走行中にやっかいなテクニカルトラブルがいくつか発生したため、マシンのセットアップに関して方向性を固めることができませんでした。そのため、明日のFP3と予選に向けて準備することがたくさん残っていますが、まだ改善できるエリアがあることは分かっています。明日どうなるのか見てみましょう」新井康久 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)「エアロのアップデートに期待していますが、パワーユニットとのコンビをまだ十分に詰められなかった走行初日です。明日もいくつかのエアロパーツを試す予定となっていますが、コースがフラットで滑りやすく、風の影響も受け易いため、パワーユニットとしてはMGU-Kの作動に関して細心の注意が必要となると考えています」関連:・F1イギリスGP フリー走行2回目:ニコ・ロズベルグがトップタイム・F1イギリスGP フリー走行1回目:ニコ・ロズベルグがトップタイム