マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、今年チームが競争力を発揮することは可能だが、すべての力を取り戻すのは来年末からだと考えている。今年、新生マクラーレン・ホンダとしてシーズンをスタートを切ったチームは、開幕から4戦ではまだポイントを獲得していない。
MP4-30のパフォーマンスは徐々に改善しているが、エリック・ブーリエは、ホンダはまだライバルに対する開発時間の遅れを取り戻しているところだと述べた。「今季、我々がコンペティティブになることは可能だ。来年は一定して競争力を発揮するだろう」と New York Times にコメント。「来年末までには我々はそこにいると思う」「今年は追いつくための年で、その半分は失ってしまった。我々はすべての力を増大させている。だが、このプロジェクトはきわめて大掛かりだ」「ホンダは復帰に専念しており、我々、ロン(デニス)とマクラーレンの出資者たちは、コンペティティブなチームになるためにすべてを配備している。なので、これは実現するだろう」「だが、我々にはとにかく追いつかなければならず、少しの時間を必要としている」エリック・ブーリエは、現在マクラーレンが直面している困難がブランド力の段階的な低下につながることはないと確信している。「私は舞台裏で何が起こっているかを知っている。先ほど言ったように、マシン自体はまだ勝利できるクルマではないが、すぐにそうなるだろう」「我々のエンジンパートナーは再び成熟度を高めていくだろうし、自分たちの強さが向上していくことを我々は知っている。マクラーレンは戻ってくる。何の心配もない」「また、マクラーレンは、マクラーレン・テクノロジー・グループの一部であり、このグループにはとてもうまく機能しているマクラーレン・アプライド・テクノロジーなどのいくつかのビジネスが含まれる」「F1をめぐる一連の事項はブランドの推進力であり、我々が販売するテクノロジーや、F1関連の開発は、巨大なビジネスを確固たるものにしている」「我々はF1ではなく、マクラーレンとして、すでに10億ドル(約1200億円)規模に迫るビジネスを展開している。F1チームに求められるのは、レースの基本に立ち戻り、とにかくF1にとどまることだ」
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