フェルナンド・アロンソの後任としてフェラーリに加入したセバスチャン・ベッテルが優勝したマレーシアGPを終え、フェラーリとマクラーレンのトップがそれぞれの思いを語った。2014年は苦戦したフェラーリだが、今シーズンは急速な改善を見せており、チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネがチームを去ったフェルナンド・アロンソを恋しく思うことはないようだ。
「事実として、セバスチャンは4度のワールドタイトルを勝ち取っており、フェルナンドは2度だ。セバスチャンはずっとグリッドで最高のマシンに乗っていたという人がいるかもしれないが、彼はそれでもこの素晴らしい成果を届けた。ミハエル・シューマッハを思い出させる」とマウリツィオ・アリバベーネはコメント。「私はこのチームには一体感が必要だとすぐに気づいた。もう相互の非難や問題、ミスはあってはならない」一方、マクラーレンのCEOを務めるロン・デニスは「オーストラリアからマレーシアの間の前進をこれからも続けられれば、良いシーズン末を迎えられるはずだ」と外見上は満足している様子。また、マクラーレンがメルセデスのエンジンからホンダのワークスエンジンに変えた決断を後悔するはずはない主張する。「選手権で勝ちたければ、偉大なマニュファクチャラーの後ろ盾が必要だ」