マクラーレンは、ヘレスでのプレシーズンテストで様々なトラブルを抱えたものの、ホンダのパワーユニットを搭載したMP4-30のパフォーマンスについて懸念していない。マクラーレン・ホンダの新車MP4ー30は、ヘレステストでトップタイムから7秒遅れのペースしか発揮できず、チーム別の周回数でもテクニカルトラブルにより最少の79周しか走れなかった。
しかし、マクラーレンのエンジニアリングディレクターのマット・モリスは、新しいエンジンパートナーであるホンダとともに徐々に進歩していくことが今回のテストの目的だったと述べた。「順位をもう少し上げられたらよかったが、この数日間、最高のシミュレーターツールを手にした」とマット・モリスは語った。「パフォーマンスに関する自分たちの位置はわかっている。現段階で最大限の力を発揮して走行しているわけではない。そこを考慮し、また、しかるべき位置を考えると、それほど心配していない」「確かにタイムシートでもっと上位に入れたら嬉しいが、本当に何も心配していない」マット・モリスはバルセロナでの次回のテストが順調に進めば、マクラーレン・ホンダは2015年シーズンのスタートで昨年と同じレベルのパフォーマンスを発揮できると考えている。「必ず問題を克服する必要がある。それらを克服できれば、少なくとも昨年末と同じパフォーマンスを発揮できない理由はないだろう」