マクラーレンは、カナダの大富豪ローレンス・ストロールがチーム買収を目論んでいる可能性があるとの報道を否定した。Autosprint は、マルシャとザウバーとの話し合いが決裂したローレンス・ストロールの元に、マクラーレンの株式を保有するマンスール・オジェがアプローチしているかもしれないと報じた。
先週には、ゲルハルト・ベルガーがマクラーレンのチーム代表に就任する噂も出回ったが、マクラーレンは「完全にまったくナンセンス」だと一蹴している。今回の報道はその憶測に続いて浮上したものだが、同誌は、ゲルハルト・ベルガーの噂はリーレンス・ストロールの件と関連している可能性があると伝えており、ローレンス・ストロールは、ザウバーとの交渉が成功した場合にはゲルハルト・ベルガーをリーダー候補として考えていたとも報じられている。同誌は、バーレーンの大株主で長きに渡る共同オーナーのマンスール・オジェが、マクラーレン株の一部、あるいは“大半”を売りたがっていると主張。マンスール・オジェが、ローレンス・ストロールに接触したと報じている。ローレン・ストロールは、ファッション業界の大物でレース好き、加えて息子のランスはフェラーリのドライバーアカデミーに所属している。ただ、マクラーレンのスポークスマン「マクラーレングループは、どの株主からも同社の株式を売却したいとの意向に関して一切通の知を受けていない。弊社の株式売却を可能にするには、まず他の株主に提案を申し出なければならない。したがって、そういった噂は根拠のないものである」と述べた。