マクラーレンの会長ロン・デニスは、勝利のためであれば、当時の関係は良好ではなかったフェルナンド・アロンソのマクラーレン復帰も阻むことはないと述べた。フェルナンド・アロンソは、2007年にマクラーレンへ移籍したが、わずか1年でロン・デニスと仲違いしてチームを去った。当時チームメイトだったルイス・ハミルトンがフェルナンド・アロンソとタイトル争いを演じたことで問題は起因し、フェルナンド・アロンソが“スパイゲート”スキャンダルに関連する情報を持ってFIAに行くと脅したとも言われている。
2016年にフェラーリとの契約が期限を迎えるフェルナンド・アロンソは、公にはより長く留まる可能性があると述べているが、今年はマクラーレン復帰の噂が浮上した。ロン・デニスは、それがマクラーレンの競争力を上げるのであればフェルナンド・アロンソをフェラーリから引き抜く動きをブロックすることはないと BBC Sport に述べた。「どんなグランプリチームであれ、一番の目的はレースで勝利することであることは認識しなければならない。エンジニアリングの問題、財務面、もしくは人的問題など、勝利を望むチームと勝利との間に横たわるいかなる障害も解決しなければ。絶対などということはない」 今年、フェルナンド・アロンソとフェラーリの関係に問題があるのではないかとの説が浮上し、バーニー・エクレストンもシーズンレビューで「私はフェルナンドに若干落胆した。なぜなら、私は彼とフェラーリのビッグサポーターだからだ」と述べている。「彼は少し諦めてしまったのではないかと思う。それは彼が他のチームを探していたことの証だ」だが、フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長は、先週末に開催されたチームのクリスマスランチであらゆる亀裂を修復しようと試みた。 「私は彼にしばしば訪れたフラストレーションを理解できる。それは我々全員がシェアするものだ。だが、彼はフェラーリが表すものを良くわかっていると確信しているし、それ故、彼はさらにベストを尽くしてくれると思っている」