マクラーレンは、昨年マシンに戻ることを視野に入れていることを認めつつも、まずはMP4-28を磨き上げていくことに専念していくと述べた。マクラーレンは今季マシンMP4-28でマシンコンセプトを大きく変更。フロントにプルロッド式サスペンションを採用し、シャシーもハイノーズ仕様にデザインを変更した。
F1オーストラリアGPでは、マクラーレンがマシンに苦戦していることが露わになったが、マクラーレンはMP4-28を強いマシンに変えていくことができると確信したままでいる。昨年マシンに戻す可能性はあるかと質問されたマクラーレのチーム代表マーティン・ウォットマーシュは「可能性はある」とコメント。「だが、現時点での我々にとってのベストは、仕事をして、このクルマを理解してことだと思っている」「シーズンは信じられない長い。レースとチャンピオンシップに勝つつもりであれば、シーズン全体でクルマを開発しなければならない」「それをしていくための範囲を与えたかった。去年のクルマのコンセプトを突き通していれば、我々は今日ここでもっと強かったかもしれない。だが、我々は決断した。我々はそれを貫いて働いていくし、我々には昨年よりも多くのポテンシャルを持ったクルマがある」マーティン・ウィットマーシュは、MP4-28の問題の一部は、パフォーマンスがあまりにピーキーで、非常に狭いウインドウでしか速さがないことを示唆した。2月のヘレスでは、ジェンソン・バトンが競争的なラップタイムを記録していたが、それはレースでは使用できないような非常に低い車高になっていたためであることが明らかになっている。ジェンソン・バトンは、昨年、同じようにプルロッド式フロントサスペンションへと変更したマシンで困難なシーズンスタートを切ったフェラーリのフェルナンド・アロンソが、最終的にチャンピオンを争ったことを例に挙げた。「フェルナンドは、去年ここで1.5秒遅れていたけど、ほぼチャンピオンシップを掴みかけていた。上位チームは不足分を埋めることが可能だ。彼らの状況と同じかどうかは僕にはわからないけどね」「レースが終われば、僕たちの位置、強みや弱みがわかってくるだろうし、常に強みと弱みはある。それぞれがどれくらい多いかの問題だ」「シーズンのスタートに望んでいた場所でhなあいし、去年僕たちがいた場所でもない。非常に異なった状況だ」
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