マクラーレンは、MP4-26にプルロッド・リアサスペンションを採用した。プルロッドは、エイドリアン・ニューウェイが2009年のレッドブルRB5で久々にF1に復活させたサスペンション構造。リアエンドを低く抑え、低重心化も図れるため、圧倒的な空力性能を発揮。さらにそのコンセプトを追求したRB6は、2010年の最速マシンとしてチャンピオンを獲得した。
マクラーレンは4日(金)、2011年マシン「MP4-26」を発表。マクラーレンのエンジニアリングディレクターを務めるティム・ゴスはリアエンドの空力を助けるためにMP4-26にプルロッド・リアサスペンションを選択したと述べた。「あらゆる可能性を評価した」とティム・ゴスはコメント。「プルロッドが流行だと言うかもしれないが、我々はトレンドを理由にアイデアを採用することはない」「我々がプルロッドを選んだのは、マシンのリアの空力学的要求が主だ。両方を評価し、プッシュロッドも検討した。マシンのリアのウイッシュボーン位置や空力学的要件を検討し、プルロッドのソリューションという結果になった」関連:・マクラーレン MP4-26 (主要諸元表)・マクラーレン MP4-26:詳細画像
全文を読む