フェリペ・マッサは、自分はナンバー2ドライバーではないと主張。再び同じ状況になったらレースに勝つつもりだと語る。F1ドイツGPで、エンジニアであるロブ・スメドレーはフェリペ・マッサに無線で「フェルナンドは君より速い。このメッセージを理解できるな?」と伝え、その直後マッサはフェルナンド・アロンソにトップを譲った。スチュワードは、この行為がチームオーダーに当たるとしてフェラーリに罰金を科し、この件は世界モータースポーツ評議会に委ねられている。
ドイツGPでの一件はメディアやファンから非難の的となっているが、ハンガリーGPのレース前記者会見で、フェリペ・マッサはナンバー2を受けれたわけではないと述べた。「僕はナンバー2だと言うときは、もうレースをしていないだろう」とマッサは主張。今週末に同じ状況になったらどうするかとの質問には「勝つつもりだ」と回答。マッサは、彼自身の勝利のために戦ってもよかったとフェラーリから断言されたと語る。「チーム内のみんなと話をしたのは確かだ」「レースをするためでなければここにいないと言ったように、僕は勝つためにここにいる。それが実際の僕の目的だ。勝てる状況にいる限り、僕たちは最後まで走り、勝利のために戦う必要がある」「僕はプロだし、チームのために働いている。みんな、僕の目的を理解しなければならない」マッサは、ホッケンハイムでフェラーリの利益を尊重したと強調。2007年には必要なときにキミ・ライコネンをサポートし、マッサがタイトルを争っていた2008年にはライコネンが恩返しをしたと指摘した。「僕はチームのために働いているし、僕たちはチームのために働くことがどれくらい重要かをわかっている」「2007年と2008年に起こったことを覚えていると思うけど、僕はすべての局面をくまなく調べる必要はないと思う。チームがチャンピオンシップに勝つチャンスがあれば、僕はチームのために最高のことをしたい」マッサはまた、ホッケンハイムでのイベントによって彼のフェラーリ内での立場は損なわれていないと主張。ドイツで2006年からレースをしたチームとの関係が変わったかと問われたマッサは「僕をさらに強くしたのは確かだ」と述べた。