フェリペ・マッサ：F1トルコGPプレビュー

イスタンブールは、レースをした5回中、3回連続で優勝しているので僕にとって特別なトラックだ。とても楽しいし、今週末再びトライするのを楽しみにしている。去年、僕たちのクルマはそんなに競争力があったわけではなかったけど、それでも6位でフィニッシュできたので、現時点でライバルがとても強いのはわかっているけど、今回はもっと上位に入ることを願っている。僕がなぜイスタンブールでいつも強いのかはあまり説明できないけど、トラックの特性はバーレーンやサンパウロに似ていて僕に合っているんだと思う。それらの場所とは本当に相性がいいし、運転していてとても快適に感じる。トルコのトラックで最も面白いのはターン8だ。基本的に4つの左コーナーが1つになっていて、首や上半身にかなりの負荷がかかるし、カレンダーのコーナーで最も高い横Gがかかっているかもしれない。今年、レース序盤はフルタンクでの走行なので、ずっと思いクルマで取り組まなければならないし、いつもより遅くなるだろう。でも、今年ずっと経験してきたことだ。予選でのターン8は難しいけどほぼ全開と思うけど、レースではスロットルを戻さなければならないだろう。今シーズン、序盤のラップは予選よりも6〜7秒遅くなるのを見てきた。モナコではブリヂストンの柔らかいタイヤでとても競争力のある走りができたけど、イスタンブールではミディアムとハードのコンパウンドに戻る。エンジニアは、例えばバルセロナで走らせたときよりもそれらのタイヤをF10でうまく働かせるために懸命にプッシュしているので、進化していることを期待している。また、イスタンブールのアスファルトは、今シーズンこれまでレースをしてきたものよりもザラザラしているので、結果としてタイヤのデグラデーションは高いし、実際に今週末は高い気温が予想されているので、タイヤをうまく働かせなければならない。チャンピオンシップの全ラウンドで、均一にポイントを取るコトが重要だけど、今週末のレースはチームやファクトリーのみんなにとって特別な意味を持っている。1950年のモナコで初レースからスクーデリアが参加する800戦目のF1世界選手権だ。僕にとっては赤いレーシングスーツを着て、跳ね馬のコックピットに座る69戦目だし、世界で最も有名なレーシングチームの一員として歴史の一部になれることは素晴らしいことだ。それが僕の仕事だけど、フェラーリのためにドライブすることがどれくらい特別なことかを忘れたことはない。今週末、チームとこのマイルストーンを祝うことは素晴らしいことだし、F1では現在と未来が重要なので、完璧な週末を送って日曜日の午後に素晴らしい結果で終わることが800を祝う最高の方法になるだろう。