フェリペ・マッサは、元チームメイトのミハエル・シューマッハがフェラーリを去って、メルセデスでF1復帰することに問題はないと語る。フェリペ・マッサとミハエル・シューマッハは、マッサが2000年にテストドライバーとして加入したときからの友人であり、2006年にはチームを組んでいた。「彼は複雑な時期に彼の完璧なキャリアを終えたんだと思う」とマッサは語る。
「最後のレースまでチャンピオンを戦っているときに引退を考えるのは難しいことだ」「彼には素晴らしいキャリアがあるけど、実際にはレースを止めなかった。レースや過去にやっていたことをせずに家にいることはなかった。そして最終的に復帰を決断した。彼の決断だし、彼の立場なら、僕も同じ決断をしただろう」シューマッハが14年間のフェラーリとの関係を終えてメルセデスに加入したことを非難するフェラーリファンもいる。しかしマッサは、フェラーリのレースチームにはもう空席がなかったので、シューマッハの移籍は仕方がなかったと考えている。「ミハエルとフェラーリに起こった全てのことを考えるとミハエルが他のチームでレースをするのを観るのはもちろん少し違和感はあるよね」「でも、フェラーリはフェルナンドとの契約に同意していた氏、僕にも契約があったので、フェラーリがすでに2人ドライバーを備えていたのも事実だ。彼がフェラーリに戻ってくるのは難しかった」「僕たちは前を見なければならないし、僕たちの伝記を続けていかなければならない。もちろん、彼はこれからレーストラックに戻る。単純にそういうことさ」昨年のハンガリーGP予選でマッサが負傷したとき、シューマッハはマッサの代役として復帰を検討したが、首の怪我によって断念した。最終的にマッサの代役としてルカ・バドエルとジャンカルロ・フィジケラがF60をドライブしたが、ポイントを獲得することはできなかった。しかしマッサは、シューマッハであっても厳しいかっただろうと考えている。「簡単なクルマではなかった。特に彼らは僕たちが2010年マシンに本気で集中していたときにマシンをドライブしてし、他チームは新しい開発を入れて、改善していた」「彼らにとってベストな時期ではなかった。彼らがあのクルマでレースに取り組むのは簡単ではなかった。ミハエルでも同じ問題を抱えたと思う」マッサは、コース外ではシューマッハと友人のままだが、グランプリで戦うときは他のタイバルと同じように扱うと付け加えた。「彼のチームメイトになれたことは僕にとってかなり重要だった。僕が成長し、学び、ドライバーとして高いレベルに到達する助けになった」「でも、僕たちはレースをしている。ミハエルかもしれないし、ハミルトンかもしれないし、バトンかもしれない。他のどんなドライバーに対してもそうだ」「レースは競争だ。トラックの外での友好は続くと思う」