フェリペ・マッサは、F1引退表明から数カ月で復帰することになったのは「ちょっと変な感じ」だと語る。昨年の母国ブラジルGPでは熱狂的なファンからスタンディングオベーションを受け、F1に別れを告げたフェリペ・マッサだったが、ニコ・ロズベルグの電撃引退とバルテリ・ボッタスのメルセデス移籍により、ウィリアムズからF1の世界に呼び戻された。
「ブラジルの人々から素晴らしい気持ちをもらって、キャリアを最高のカタチで終えていたので、ちょっと変な感じだよ」とフェリペ・マッサは Channel 4 にコメント。「そのあとボスから電話があった。元ボスであり、今のボスのクレア(ウィリアムズ)が、チームには僕がもう1年必要だと言ってきた」「ちょっと驚いたよ!」「でも、僕のファン、ファミリーといったみんなが、自分のやりたいこと、僕の心がやるべきだと言っていることをやれと後押ししてくれた。そして、僕は自分の気持ちに従った。『やめた方がいい!』とは誰も言わなかったよ」「とにかく自分の気持ちに従った。続けることに本当にモチベーションを高めている。僕はレース、競争が大好きだ。まだ十分にコンディションはいいと感じているし、もう一年チャンピオンシップを戦う準備はできている」フェリペ・マッサは、以前にグローブのウィリアムズの本拠地でのシミュレーターでさせ、新車を試すチャンスはないと述べていた。「実際、シミュレーターはシミュレーターだ。いくらかアイデアは得られるけど、クルマを走らせ、どんなものかを理解する必要がある。競争を理解し、空力面やメカニカル面といった新しいルール周りの全てを理解する必要がある」「シミュレーターはほんのわずかなアイデアを得られるにすぎない」