2017年にF1グリッドに戻ることになったフェリペ・マッサだが、引退時にプレゼントされたウィリアムズのF1マシンを返す必要はないようだ。昨年末、フェリペ・マッサがF1引退を表明したことで、ウィリアムズは2016年のF1ブラジルGPを戦ったF1マシンをフェリペ・マッサにプレゼントした。しかし、その後、バルテリ・ボッタスがメルセデスに移籍したことで、ウィリアムズはフェリペ・マッサに引退撤回を要請した。
フェリペ・マッサは、そのF1マシンは新しい契約の一部だと譲らない。マシンをキープできるかと質問されたフェリペ・マッサは「それは僕のものだ。僕のものだよ」とコメント。「2日前にファクトリーでマシンを見たし、そこには僕の名前が入っていた」「最後の2レースで起こったこと、特にブラジルは驚くべき感覚だった。完全に辞める感覚だった」「そのあと、全てが変わった。僕のハートは続けろと言ってた。僕はそれに従ったんだ」「クレア(ウィリアムズ)が引退を止められるか尋ねてきたときはちょっと驚いたけど、もちろん、僕は準備ができているし、モチベーションもある」「僕はレースから引退したわけではないし、異なるカテゴリーに目を向けていた。でも、すべてが変わった。僕はまだそれほど年を取ってはいないし、再び戻る準備はできている」今週末マイアミでレース・オブ・チャンピオンズに出場するフェリペ・マッサは、当初はレストランを訪問して“楽しみ”予定だったが、F1のために完全なフィットネスを再開しなければならなくなったと冗談交じりに語った。「マイアミでは毎日トレーニングをしているよ」とフェリペ・マッサはコメント。「ルールはすべて変わったし、完全に新しいクルマだ。とにかくその運転方法をテストの8日間で学ばなければならない」「僕のすべての経験を駆使して、チームができる限り競争的になる手助けをする準備はできている」また、フェリペ・マッサは、ニコ・ロズベルグの後任としてメルセデスでルイス・ハミルトンとチームを組むことになったバアルテリ・ボッタスにエールを送った。「バルテリの活躍を本当に願っている。彼には今、メルセデスで走るというチャンスがある。過去3年のワールドチャンピオンを獲得したチームだ。彼らは再び競争的だと確信している」「ニコが辞めると決断したときは本当に驚いた。それがなければ僕がF1に復帰することはなかった」ウィリアムズ、フェリペ・マッサにブラジルGPを戦ったF1マシンをプレゼント