ジャン・アレジは、フェリペ・マッサがF1引退を撤回してもう一年ウィリアムズに留まるという決断したならそれは間違いだと考えている。まだ正式発表はないが、メルセデスはパスカル・ウェーレインをザウバーで走らせることにしたことで、バルテリ・ボッタスがメルセデスに移籍し、フェリペ・マッサがウィリアムズに残るというF1のジグソーパズルがはまったと考えれている。
だが、ジャン・アレジは、引退を撤回して2017年もF1ドライバーを続けるというフェリペ・マッサの意志は間違っていると主張する。「正直、それは間違った決断だ」とジャン・アレジは Gazzetta dello Sport にコメント。「フェリペは辞めたし、ページをめくった。彼がウィリアムズが速くないと悟っているならどうだろう?」フェリペ・マッサは、母国ブラジルでファンに感動的な別れを告げ、最終戦アブダビではウィリアムズと引退セレモニーを行っている。また、ジャン・アレジは、ワールドチャンピオンを獲得して引退したニコ・ロズベルグの決断を最初は理解できなかったと語る。「最初に思ったことはラウダと同じだった。驚いたし、怒っていた。タイトルを獲得したのと同じ週に引退を発表するという論理があまりわからなった」「だが、その後、それについてもう少し考え、そして、セナについて考えた。彼がどうして無料でウィリアムズで走ると言ったのか、それを実現させるためにいかに懸命に働いていたかについてね。そして、彼は死んだ。おそらくニコはもうレースをしたいと思わなかったんだろう」