フェリペ・マッサは、メルセデスのワークスエンジンはウィリアムズが使っているものに比べてアドバンテージがあるのではないかと疑っている。F1オーストラリアGPではメルセデスの2台が後続に30秒の差をつけて独走。フェリペ・マッサは、ピットストップでセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に抜かれて表彰台を逃し、4位に終わった。
予選でウィリアムズとメルセデスの間には1秒以上の差があり、レースでは38秒もの差がついた。フェリペ・マッサは、メルセデスにはシャシー以上のアドバンテージがあるのではないかと疑っている。「エンジンに関しては強くプッシュしているところだ。もっと改善できるのは確かだ。明らかに差が大きすぎる」とフェリペ・マッサはコメント。「同じエンジンを与えてほしいと心から願っている。どうしてそうではないのかわからない」 「なぜメルセデスはフェラーリを助けるようなことをするんだろう? 僕たちにベストなエンジンを与えてほしい。そうしたら頑張るからさ。クルマに乗ってる僕らたちは、どのレースもどの1ポイントも大きいことを理解している」 「僕たちがもし同じエンジンではないとしたら。100%そうだとは言わない。断定はすごく難しいことだからね。でも、もしそうだとしたら、そんなもの欲しくない。そんなの不公平だ」また、フェリペ・マッサは、フェラーリがパワーユニットのパフォーマンスを大きく改善してきたのは明らかだと考えている。 「5位は誰だ? ザウバーだよね。去年の彼らのポジションは低かったし、クルマにお金をかけられなかった。あそこはあまり投資をしない。それなのに大きく改善したのは、違う部分によるところが大きいと思う」「昨シーズンの終わり方と今の彼らを見れば、大きくステップアップしたのは間違いない」 「ラップタイムは別として、スピードを見てみなよ。去年の終わりに僕っちはフェラーリより時速10〜15kmは速かった。今は対等だ。もしかしたら、彼らの方が僕たちより少し速いかもしれない」