フェリペ・マッサは、前戦F1カナダGPの事故を起こしたセルジオ・ペレスのことはもう信用していないと述べた。二人は、F1カナダGPのファイナルラップで接触して大クラッシュを喫してリタイア。インシデントの責任を問われたセルジオ・ペレスには今週末のF1オーストリアGPで5グリッド降格ペナルティが科されている。
だが、フォース・インディアからペナルティについて再検討の要請があり、20日(金)に審議が行われる予定となっている。どちらに非があったかについてはF1カナダGPの翌週も議論が続いているが、フェリペ・マッサはセルジオ・ペレスが過失を受け入れたがらないことを懸念していると述べた。「動こうとする前に僕は2回考える。僕は、彼がブレーキング中にマシンを動かさないだろうと信じていた。僕は彼を信じていたけど、これだけたくさんの問題を起こされた今ではもう信じられない。信用することなんてできない。当然、もう彼のこと、というか彼のマシンは信用していない」「病院で、彼に、危険だったし、学習しなければならないと言ったけど、彼はそっぽを向いた。彼には本当に失望している」フェリペ・マッサは、2012年に度重なるアクシデントを起こし、F1ベルギーGPの第1コーナーの大事故の要因となったことで次戦F1イタリアGPへの出走を禁じられたロマン・グロージャンとセルジオ・ペレスの類似点を指摘。だが、フェリペ・マッサは、セルジオ・ペレスが同じように学ぶとは信じていないようだ。「歴史を見れば、ほとんどの場合、若手ドライバーはいつもそのような危険なアクシデントを起こしている」「過去には別のドライバー(グロージャン)が多くの問題を起こしていたけど、彼はスパで自分が招いたアクシデントでレースを失って学んだ。彼(ペレス)も学ぶ必要がある」「彼にとっては重要なことだ。もし僕がミスを犯した場合は、最初に自分が“ごめんなさい”と言わなければならない。これまでもずっとそうしてきた」「彼はそう思っていない。気の毒に思う。彼が学んでくれるといいんだけどね。さもなければ、今後さらに多くのペナルティを受けることになるだろう」
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