フェリペ・マッサが、F1スペインGPへの意気込みを語った。フェリペ・マッサ (フェラーリ)トルコGP以降、忙しい日々を過ごしていたので時間が経つのは早かった。これからシーズン5戦目のためにバルセロナに向かうけど、トルコではっきりと示した進歩を兆候をもっと示せることを期待している。モナコの自宅で数日過ごしたあと、マラネロで3日間過ごしてイタリアに留まり、パートナーであるシェルのイベントに出席するためにローマに向かった。
エンジニアといつものレースの備えたミーティングを行ったし、今週末レースをするカタロニア・サーキットを複製したセットアップをして、シミュレーターで多くの時間を過ごした。正直、ドライバーとしてはシミュレーターは去年の韓国や今年の新しい会場であるインドのような新しいサーキットを学ぶために使うときが最も価値があるね。今週行った作業は、金曜日から使い始める予定の新しいアップデートをテストしていたので 150°イタリアの利益のためのものが多かった。シミュレーターでのセッションは、レーストラックでの通常のテストととても似ている。午前9時から走行をスタートして、午後1時には昼食とシミュレーター自体を休ませて、午後2時半から5時くらいまえ再び走行を行う。そのあと、レーストラックと同じようにエンジニアと報告会をする。通常シミュレーターでは、慣れるための走行をしたあとに5〜6周のタイム計測を始める。どうだったかすぐに結果が見れるので、それを基にしてマシンにどのような変更を施すかを決めて再び走る。バーチャルな環境なので、シミュレーターでの一日はトラックよりも多くのことができるし、トラックよりもずっと早くマシンを変更できる。また、シミュレーターにはインラップやアウトラップといった無駄な時間がない。例えば、カタロニア・サーキットのシミュレーターでは、ターン11からタップを初めて、すぐにタイム計測を行うことができる。終えるためにボタンを押すことはガレージに戻るのと同じだ。エンジニアと話をして、すぐに望み通りにマシンに変更を施したり、新しいアップデートをテストしたり、セットアップを構成することができる。シミュレーターは、リアルなテストよりも多くの時間を節約できる。シミュレーター・セッションはGフォースが少ないので本物のマシンをドライブするよりも体力的には疲れないけど、それでも運転して、動いて、懸命に作業している。でも、必要とされる体力ははるかに少ないね。シミュレーターの最も良い部分? クラッシュしても何も起こらないことだね! まぁ、ステアリングホイールを通じて感じることはできるけど、ただプラットフォームが停止して終わるだけだ。初めてシミュレーターを使い始めるときはコースオフしてクラッシュに気付くことはできるけど、自分自身やマシンに危害はないよ。現実の世界に戻ると、スペインでマシンに使用する予定の新しいパーツがあるし、パフォーマンス面でさらなる前進を遂げられると期待している。シーズン序盤がどれくらいタフだったかはわかっているけど、懸命な作業によって最速マシンとのギャップは縮まっているし、特に予選仕様でそれを続けていいく予定だ。土曜日にもっとクルマを良くできれば、日曜日のレースではさらに競争力のあるマシンで終えられるだろう。スペインとモナコとの間は数日間しかないし、そのあとも6つのグランプリを戦ってほぼシーズンの3分の1を終えることになるので、僕たちが正しい道の上にいることを願っている。なので、僕たちにとっては非常に重要な時間だし、チーム内では良いスペインの週末を過ごせると確信している。スペインGPは、再びKERSやDRSといった新しい規約の効果の興味深いテストになるだろう。でも、バルセロナのメインストレートはイスタンブールのトラックほど長くはないのでオーバーテイクはトルコほど直接的ではないかもしれない。もちろん、タイヤパフォーマンスがKERSやDRSよりさらに大きな特徴になる可能性があるし、ドライバーの観点では心理的にかなり面白いレースになると思う。数ラップで本当に競争力があるクルマを仕上げて、ラップタイムの落ちを見つけて、後ろのクルマとの戦いに対処しなければならないからね。新しいタイヤを装着すれば、全ての状況は再び変ってくる。僕たちにとって興味深いことだし、もっと重要なのはレースファンにとって非常にエキサイティングだということだ。もちろん、チームメイトはスペインでのホームレースに最大の注目を集めることになるだろう。フェラーリへのフェルナンドの加入によって、スペインのレースファンのスクーデリアの人気は高まったので、彼らのために僕たち両方が日曜日に良い結果を残せることを期待している。
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