マルシャのチーム代表ジョン・ブースは、まだ2015年にチームがF1グリッドに並ぶ“わずかな希望”があると主張している。債権者らに対して3,000万ポンド(約54億7,000万円)を超える負債があると報じられているマルシャは、管財人の管理下に置かれ、昨年12月には資産の多くがオークションにかけられた。
しかし、ジョン・ブースは、2015年もチームが存続するチャンスはまだあると The Yorkshire Post に語った。「まだわずかな望みはあるが、非常に遅れつつある。物事を完了させるまでに2週間ある。可能性はまだある」「我々は投資家とポジティブな話し合いを行っている。ポジティブなノイズをたてる人々が多いのはわかっているが、実際には限界を超えつつある。それが大きな問題だ」「大変なハードワークがなされており、チームには優れた人材がいる。できる限り多くのスタッフが仕事にとどまれるように努力している」ジョン・ブースは、買い手が見つかった場合、一括払いではなくとも、チームには2014年のコンストラクターズ選手権を9位で終えた賞金を受け取る資格がまだあると述べた。「夢が潰えれば、4,000万ポンド(約72億9,000万円)のその賞金を受け取ることができないというのは皮肉なものだ。だが、潜在的な投資家にとって、これは魅力的な要素になる。我々は、その賞金なしに5年間何とかやってきた」Daily Telegraph は、買い手が用意する必要のある金額を明かしている。同紙によれば、エンジンサプライヤーのフェラーリに対する1,660万ポンド(約30億3,000万円)、マクラーレンの風洞とシミュレーター使用料の710万ポンド(約13億円)を含め、債権者に3,140万ポンド(約57億2,7000万円)の負債を負っているという。
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