アレキサンダー・ロッシが、2016年のリザーブドライバーとしてマノーに復帰することになった。アメリカ出身のアレキサンダー・ロッシ(24歳)は、2015年後半の7戦中5戦でマノー・マルシャからレースに出場したが、今季のレギュラーシート争いではリオ・ハリアントに敗れた。今年、アレキサンダー・ロッシは、すでにインディカーのアンドレッティ・オートスポーツと契約しており、F1とインディを兼任することになる。
マノーは“インディカーとF1で同時に役目を果たす初めてのドライバー”としてアレキサンダー・ロッシを表現。アレキサンダー・がチームに帯同するのは11戦であり、そのうち5戦はインディカーのシーズン中にあたる。その1戦目は5月のF1ロシアGPとなり、彼の仕事は“エンジニアやドライバーたちと協力してMRT05の開発を手伝う”ことだという。 アレキサンダー・ロッシは「僕はこれまでのキャリアの大半をF1にささげてきた。このまま何かが起こるのを待っているようなタイプではし、これは鋭さが保って、準備を整えておくための僕のやり方だ」とコメント。「今年、マノー・レーシングでレースシートを獲得できなかったことには落胆した。僕がそのためにプッシュして、懸命に努力したことはみんな知っていると思う。でも、僕は公式リザーブドライバーとして、モータースポーツの最高レベルでとても名誉なデュアルプログラムに取り組むことになった」「インディカーシリーズは北米オープンホイールレースのプレミアカテゴリーで、ものすごくコンペティティブだ。それも、チャンピオン経験チームであるアンドレッティ・オートスポーツでレースができる。この経験はF1チームの中で僕が重要な歯車としての役割を果たすために必ず役立つはずだ」マノーのレーシングディレクターを務めるデイブ・ライアンは「アレックスのような優秀なドライバーを公式リザーブドライバーとして起用することができるのは我々は非常に幸運だ」とコメント。「彼が今年のインディカーシリーズにフルタイムで参戦するという事実は、まず乗り越えるべきチャレンジだった。それは我々が得意としていることだ。我々にはこの役割に適した、いつでもレースに出られるドライバーが必要だった。さらに、マシンの開発にも本格的に貢献してもらわなければならない。アレックスにとってF1はまだ完成した仕事ではなかった」 「昨シーズン終盤の5戦でドライブした彼は素晴らしい成果を挙げており、彼は我々のラインアップの重要な一員として高く評価されている。確かにこれから大変なスケジュールが待っているが、これは統制された自己管理ができるドライバーにしかこなせない仕事だ。彼なら果たせると確信している」
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