パストール・マルドナドは、アイオワで開催されたインディカーの第11戦を視察。インディカーは“非常に面白い”と感心を示しつつも、今のところは2017年のF1復帰に集中したままだと述べた。KVSHレーシングのゲストとして招かれたパストール・マルドナドだが、両者ともにシートに関する交渉は否定している。
インディカーについてパストール・マルドナドは「数年前に見た時から大きく変っているけど、とても興味深いね」とコメント。「チーム間のレベルもとてもいいし、観客を楽しませることに力を入れている」「誰もが完全オープンだし、チームやマシンに簡単にアクセスできる。F1とは違うよね」財政難からセバスチャン・ブルデーの一台のみの参戦となっているKVSH共同オーナーのケビン・カルコーベンは、パストール・マルドナドがウイリアムズに在籍していた時に契約しようとしていたことを明かした。「みんながあまり聞きたくないであろう真実を教えよう。アダム・パーがウィリアムズの会長だった時に、コスワースの私がいる部署にやってきて『パストールがマイアミにいる。彼を走らせてたいか?』言ってきた」「これを一大事だとして、いろいろな噂を始めることはできるだろうが、真実を言えば、本当に退屈な話だ」アイオワのショートオーバルを「とても要求が多そうだ」と語ったパストール・マルドナドは、インディカー参戦が自身の長期的プランに入っていることを認めた。「いつかインディカーを僕の履歴書に加えられたらとても良いだろう」とパストール・マルドナドはコメント。「F1が僕の心だし、15年間、ヨーロッパのトップレベルで走ってきた。でも、多くの異なるシナリオの中からどれを開けるはまだわからない」「僕たちはF1のシートを得ようとしているけど、現在、経済的な観点でF1は厳しい日々が続いているし、チーム間の差も大きい」「復帰するなら常にポイント争いができるチームがいいね。F1で良いシートを見つけられなかったら、インディカー参戦もオプションとして検討するつもりだ」パストール・マルドナドとF1で戦っていたマックス・チルトンは、今年からチップ・ガナッシ・レーシングよりインディカーに参戦している。マックス・チルトンは、パストール・マルドナドのインディカー参戦を、彼にとって好都合だと語る。「インディカーはF1と同レベルの競争があり、高いレベルのドライバーが揃っている。走る側にとって魅力的なレースだということをパストールに伝える予定だ。インディカーは彼にピッタリだと思うね」とマックス・チルトンがコメント。また、今年のインディ500のウィナーで、マノーのリザーブドライバーでもあるアレクサンダー・ロッシもパストール・マルドナド参戦の噂を支持した。「インディカーは素晴らしいチャンピオンシップだし、多くのドライバーに関心を持たれている。彼が来たらインディカーにとっても良いことだと思う」
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