パストール・マルドナドは、一部のF1ファンから受ける批判的なコメントによって悩まされることはないと主張する。2012年のF1スペインGPで優勝しているパストール・マルドナドだが、事故の多さやベネズエラからの財政支援もあり、しばしばSNSでは嘲笑のネタにされてしまっている。
しかし、パストール・マルドナドは、批判的なコメントを気にしていても意味はないと述べ、フェルナンド・アロンソのようなワールドチャンピオンでさえ、世間の攻撃対象になっていると指摘した。「人々の全てのコメントを味方につけられるか想像してみてよ。そんなこと不可能だ」とパストール・マルドナドはコメント。「僕は自分をサポートしてくれる人々を評価している。特に母国やラテンアメリカにはそういう人がたくさんいる」「ヨーロッパにさえ、僕のファンはたくさんいる。特にジュニア・キャリアを過ごしたイタリアにはね」「確かに好ましくないコメントもあるけど、僕にはどうすることもできない」「自由に考えていることを話せるのはよいことだ」「アロンソにさえ不満を持っている人もいる。これは単なる例だけど、彼は尊大だという人もいる」「僕の意見では彼はいいヤツだし、彼は素晴らしいドライバーだ」「でも、公共の目に晒されれば、人々は自分の意見を言う」「良いコメントもあるし、悪いコメントもあるけど、僕にとっては重要なことではない」パストール・マルドナドは、全てのドライバーがミスをするものであり、自分のミスは、競争的ではないクルマで懸命にプッシュした結果だと主張する。「僕たちは人間だ。(ダニエル)リカルドでさえ、鈴鹿でクラッシュした。僕だけではない」「特にレースをしていとき、懸命にプッシュしているときはミスをするものだ。あまり安定していないクルマのときは、さらにね」パストール・マルドナドは、2014年にウィリアムズからロータスに移籍したが、ウィリアムズが再びフロントランナーに返り咲いたのに対し、ロータスは優勝はおろか、ポイント獲得にさえ苦戦を強いられた。パストール・マルドナドは、そのような状況への対処方法が自分の真のキャラクターを示したと考えている。「僕はウィリアムズで本当にタフなシーズンを過ごしたし、チームの状況は非常に難しかった。ロータスは市場に出ているなかで最高の場所だった」「チームは非常に良かったし、2013年の最終戦までとても競争的だった」「シーズン中に望んだように改善できないことを受け入れるのはタフだった」「でも、同時に僕は『OK、人生は将来の準備のために僕をここに置いたのかもしれない』と言った」「僕は自分の仕事をするチャンスがあるときは常にそこにいることを毎回みんなに示したと思う」