パストール・マルドナドは、ウィリアムズからロータスに移籍したことを後悔していないと主張した。 今年ウィリアムズが復調の兆しをみせる一方、パストール・マルドナドは、PDVSAの豊富な後援金とともに移籍したロータスはスランプに陥っているようにみえる。しかし、パストール・マルドナドは、ロータス加入は正しかったと El Confidencial に述べた。
「ウィリアムズは“らしい”働きができていなかったし、3年が経っていたので、自分のモチベーションを高めてくれる新しい挑戦、新しい願望を探さなければならなかった」とパストール・マルドナドはコメント。「素晴らしいチームであることは歴史が物語っていたので僕はここに来ることに決めた。ここに来てみて、自分が思っていた通りだったこともわかった」「雰因気がとてもいいんだ。今はたくさんのトラブルがあるだけにそう言える。みんなは、チームが途方に暮れているとか、前のようではないと言うけど、変わったのはクルマだと思う。僕たちは大きな技術的変化を経験している。膨大な問題があり、その多くは何てことはないなものだったのでかなり時間がかかってしまった」 パストール・マルドナドは、ルノーエンジンを搭載するトラブル続きのE22に取り組みつつも、フェリペ・マッサとバルテリ・ボッタスの2人ですでに36ポイントを獲得しているウィリアムズの復調を目にしているはずだ。対照的に、パストール・マルドナドとロマン・グロージャンのロータスは4レースを終えてノーポイントに終わっている。「僕はとても落ち着いている。本当だ。ウィリアムズの今年のクルマが良くなることをわかっていた。なぜなら、2013年より悪いなんて実質的に不可能だからね」「駄目になる可能性は常にあるけど、悪くなるより上がる見込みの方が高かった。ウィリアムズの名前や体制、ファクトリーに比べれば、戦っているのは小規模チームだったからね」「彼らはうまくやれることを見せていると思う。でも、彼らがまたレースで勝てるかどうかと言われたらわからない」 パストール・マルドナドは、2013年と2014年の最大の違いは、レギュレーションの焦点が空力からエンジンに変化したことだと考えている。「ロータスはレッドブルのレベルに達しようとすることのできた唯一のチームだった。今はエンジンがすべてだ」最後に、今の“新しい”F1は好きかと聞かれたパストール・マルドナドは「イエスともノーとも言える。そもそも、全員にとって同じだし、ルールを受け入れなければならない。そういうものだ。それ以上はない。僕としては以前の方が好きだったけど、きっとすぐに発展してもっと優れたクルマにできると思っている」