2017年 マカオグランプリ FIA F3ワールドカップの予選レースが18日(土)に行われ、カラム・アイロット(SIM Theodore Racing by PREMA)が優勝。決勝レースをポールポジションからスタートすることになった。マカオGPは、欧州や日本など世界各地で行われているF3シリーズのランキング上位者が、マカオ市街地のコースで戦う伝統のレース。過去にはアイルトン・セナやミハエル・シューマッハらが優勝しており、日本人ドライバーでは、2001年に佐藤琢磨、2009年に国本京佑が優勝を成し遂げている。
伝統ある一戦であるマカオグランプリのなかでも、世界各国のF3ドライバーが参加し世界一を競うFIA F3ワールドカップは、数多くの日本人ドライバーが挑んでおり、今シーズンも7名のドライバーが参戦している。FIA F3ワールドカップは、木曜日に「予選1回目」、金曜日に「予選2回目」が行われ、両セッションのベストタイム順で土曜日に行われる「予選レース」のスターティンググリッドが決定。予選レースの結果によって日曜日の「決勝レース」のスターティンググリッドが決定する。10周で行われ予選レースは現時間10時25分にスタート。ポールポジションのジョエル・エリクソン(Motopark with VEB)が好スタートを切ってトップで1コーナーを通過。カラム・アイロット、マキシミリアン・ギュンターとSIM Theodore Racing by PREMAが続く展開。一方、フロントローで優勝候補の一角に挙げられているランド・ノリス(Carlin)はスタートで失速し、9番手まで順位を落とす。マカオとしては珍しくオープニングラップからアクシデントはなく、激しいバトルが続きながらもクリーンなレースが続く。7周目、カラム・アイロットがエリクソンをオーバーテイクしてトップに浮上。その後はトップを独走して後続に7.957秒差をつけてトップでフィニッシュ。決勝レースのポールポジションを獲得した。2位にはジョエル・エリクソン(Motopark with VEB)、3位にはセルジオ・セッテ・カマラ(Motopark with VEB)が続いた。ランド・ノリスは接触でマシンにダメージを負ったこともあり、7位で予選レースを終えた。日本勢の最高位は関口雄飛(B-MAX Racing Team)の9位。山下健太(B-MAX Racing Team)が11位、佐藤万璃音(Motopark with VEB)が14位、坪井翔(TOM'S)が15位、牧野任祐(Motopark with VEB)が17位、宮田莉朋(TOM'S)が19位だった。2017年 マカオグランプリ FIA F3ワールドカップ 予選レース 結果PosNoドライバーチームタイム17カラム・アイロットSIM Theodore Racing by PREMALAP10215ジョエル・エリクソンMotopark with VEB+7.957319セルジオ・セッテ・カマラMotopark with VEB+8.64349マキシミリアン・ギュンターSIM Theodore Racing by PREMA+9.79853フェルディナント・ハプスブルクCarlin+10.391626ペドロ・ピケVan Amersfoot Racing+10.82171ランド・ノリスCarlin+11.966818ダニエル・ティックタムMotopark with VEB+12.657922関口雄飛B-MAX Racing Team+13.418108周冠宇SIM Theodore Racing by PREMA+14.7151121山下健太B-MAX Racing Team+15.505125サッシャ・フェネストラズCarlin+17.6081325ラルフ・アロンVan Amersfoot Racing+19.3711417佐藤万璃音Motopark with VEB+25.4561511坪井翔TOM'S+26.614162ジュアン・ダルヴァラCarlin+30.4121716牧野任祐Motopark with VEB9 Laps1820アレックス・パロウTheodore Racing with Doragp Corse+1.3711912宮田莉朋TOM'S+7.1352010ミック・シューマッハSIM Theodore Racing by PREMA+8.934216デヴリン・デフランチェスコCarlin+22.630
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